気づくと手にとっている　さりげない彫跡が美しい木製カトラリー

～「free design」より vol.08 ～

突然ですが、朝食はごはん派ですか？パン派ですか？

私はパン派で、ワンプレートにサラダやウィンナーを盛り付けて朝食を食べています。
その際に使用するのが、木のカトラリー。
やさしい口当たりであたたかみもあるので、穏やかな気持ちで１日をスタートさせたい朝に使うのにちょうどいいんです。

中でも一番よく使うのがフォーク。これまでいろいろな木製のフォークを試してきましたが、爪が細く鋭利なものは木製のカトラリーではほとんどなく、なかなか理想のものに巡り合うことが出来ませんでした。
そんな時に出合ったのが石井宏冶さんのこちらのフォークです。

欠けないように、食べ物を刺せるほど鋭利に木を削るのは、本当に神経を使う作業だと思うのですが、丁寧な作業でそれを実現し、さらに全体のフォルムも美しい。
実用性とデザイン性を兼ね備えた、こんなフォークをつくるのは石井さんだけだと思います。

木製品は手入れに手間がかかると思われがちですが、「使ったらすぐに洗って乾かす」ということさえ行っていれば、あとはかさついてるなと思った時に（年に1回くらい）オイルを塗ってあげるだけ。
使えば使うほど味が出てくるので、愛着も増していきます。

石井さんのカトラリーはサイズも種類も豊富なので、暮らしの中に取り入れやすいですよ。
バターナイフやジャムスプーン、スープスプーンもあるので、パン派にとってはとくに嬉しいラインナップ。レンゲもあるので、ごはん派のみなさんには朝粥をおすすめします。

パン派もごはん派も、木製カトラリーで食べる朝食で素敵な１日をスタートしてください。

■カトラリー（石井宏治）

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