繊細で素朴な愛らしさ、カレン族のシルバーアクセサリー

札幌「チョロン」４日間特集【DAY３】

こんにちは。札幌の洋服と雑貨の店「cholon（チョロン）」の佐々木智子です。
３日目は「cholon」オリジナルのカレンシルバーアクセサリーを紹介します。

「カレンシルバー」は、タイ北部のカレン族の村で作られるシルバー製品のこと。純度が約95％と高く、一般的な925のシルバーよりも温かみのある色合いと、やや柔らかめなのが特徴。伝統的な手法で、手作業で作られており、仕上がりに手仕事の良さが感じられるのが魅力です。カレン族ではシルバーのパーツを昔から民族衣装の飾りに使っていて、その形や刻印などは自然をモチーフにしたものが多く見られます。

もうずいぶん前、初めてタイを訪れた時にカレンシルバーと出会いました。それまで知っていたシルバーとは違い、素朴でどこか味わい深く、付けていると愛着がわいてくるものでした。すっかり気に入って専門店を回ったり、カレン族の村へ出かけたり。かれこれ10年以上、「cholon」の定番商品として扱っています。

現地には製品として売られている素敵な商品もたくさんありますが、私はビーズやチャームなどパーツを買い付け、それらを組み合わせてオリジナルの製品を作っています。出来上がりを想像しながらパーツを選び、作る時には素材の良さを生かすため、あまり手を加えず、シンプルなデザインを心がけています。

カレンシルバーは輝きすぎなくて、さりげない美しさがあるので、洋服を選ばずに付けられるのが良いところ。小粒のビーズには一粒ずつ繊細なカットが入っており、控えめながらも程良く上品な存在感があります。

「変色しませんか？」と聞かれることがあります。シルバーは長い間空気や肌に触れていると「硫化」という化学反応で、どうしても黒っぽく変色してしまいます。これは保管方法で防くことができ、また変色した場合も、お手入れできれいな状態に戻せます。

おすすめの保管方法は、チャック付きの袋に入れておくことです。「cholon」ではお買い上げの際にチャック付きの袋をお渡ししています。一般的な小さめのジップロックなどチャック付き袋に入れるだけで変色を防ぐことができるのでお試しください。

また、変色してしまった場合には、重曹を使ったお手入れ方法をおすすめしています。

お手入れの際、用意するものは、①重曹　②アルミホイル　③耐熱容器　④熱湯

容器にアルミホイルを敷き、スプーン山盛り１杯ほどの重曹を入れて熱湯を注ぎます。少し気泡が出るので軽く揺らして溶かし、シルバーアクセサリーをいれます。５分ほど置いた後流水で洗い、拭いて乾かします。

市販のシルバークリーナーでもお手入れ可能。カレンシルバーアクセサリーはパーツが細かいので、液状のものがおすすめです。

「cholon」では、アクセサリーをお買い上げのお客様には、ブロックプリントの生地で作った小さな巾着に入れてお渡ししています。この巾着は、洋服やバッグなどの材料生地を裁断した際に出た残布を使って、手作りしています。こちらも保管用などにお役立てください。

軽やかで爽やかな印象のカレンシルバーのアクセサリー。これからの季節におすすめです。

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カレンシルバーアクセサリー

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