雨の日が楽しみになる「manipuri（マニプリ）」の傘

〜「PETIT BONHEUR」より vol.02 〜

梅雨は出かけるのが億劫になりますが、子どものころ買ったばかりの長靴が、雨の日のお出かけを楽しみにさせたように、「manipuri（マニプリ）」の傘なら、その役目をバッチリ果たしてくれます。

「manipuri」は、ヴィンテージスカーフの魅力をたくさんの人へ伝えたいという思いから2009年にスタートした日本のブランドです。クラシックな中にモダンさを併せ持つ美しいテキスタイルデザイン。今日は見ているだけで気持ちが明るくなるような傘をご紹介します。

晴雨兼用の長傘の直径は97センチ、荷物が濡れにくい余裕のあるサイズです。細やかなテキスタイルデザインと鮮やかな配色、ユニークなハンドル、ひとめぼれ率ナンバーワンの傘です。

こちらは、晴雨兼用の折傘。おそろいのテキスタイルで作られたバッグに収納できます。ウッドハンドルにはレザーのストラップがついているので、畳んだ状態でも持ち歩きやすく、忘れもの番長タイプでも、バッグに入れられる軽くてコンパクトな折傘なら失くす心配がありません。

これは「manipuri」のデザイン現場。シーズンテーマが設定されたら、柄としてスカーフに落とし込むヴィジュアルを考えます。このときのテーマは旅。これまで訪れた旅先での経験や記憶をもとに、美術史などの本も参考にしながら膨らませたヴィジュアルイメージを組み立て、 シャープペンシルで下絵が描かれます。

ペンを使った本描きもパソコンでのトレースではなく手描き。トレーシングペーパーを重ね、線を修正したりパーツを書き足したり、着色の工程を想定しながら慎重に描かれていきます。線ひとつ取っても、それぞれに大きさや太さが微妙に異なる、この手間と時間こそが「manipuri」にしか出せない深い味わいになっています。

■マニプリ/manipuri 

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