暮らしを静かに彩る「Maija Louekari(マイヤ・ロウエカリ)」のデザイン

今日のひとしな
2023.06.14

〜「PETIT BONHEUR」より vol.14 〜


「marimekko(マリメッコ)」伝説のデザイナーといえば、マイヤ・イソラ。ケシの花をモチーフにした「Unikko(ウニッコ)」をはじめとするマイヤ・イソラのデザインは、華やかでダイナミックにファッションやインテリアを彩ります。

2001年にマイヤ・イソラがこの世を去った2年後、マリメッコとヘルシンキ芸術大学が主催したデザインコンペで、グランプリを獲得したのが同大学の学生「Maija Louekari(マイヤ・ロウエカリ)」。以来、マリメッコで数々のデザインを生み出しています。


ロウエカリは1982年フィンランド・オウル生まれ。フリーランスのプリント&グラフィックデザイナーとして、ヘルシンキを拠点に活躍中。

「長くつ下のピッピ」や「ムーミン」に影響を受けたと語っていて、そのためか、ポップで物語性を感じさせるような、細かな線を描きこんでいくデザインが多いのが特徴です。


代表作「Siirtolapuutarh(シイルトラプータルハ)」は、めまぐるしい都会から市民菜園への旅を描いた2009年の作品。植物が色と線でうねり出すようなハンドローイングで表現。「シティガーデン」とも呼ばれています。


抽象的なデザインの代表作は、「Rasymatto(ラシィマット)」。手描き風の不揃いなドットが、お団子のように並んでいるデザイン。

定番のファブリックトートは、約44cmの正方形。たっぷり使えるサイズです。荷物が増えたときにさっと取り出せるように、いつも折りたたんで持ち歩いています。


ひとまわり小さい 32×34cmのファブリックトートは、13インチのノートパソコンがピッタリ収まるサイズ。



ガマグチのポーチは、コスメ、カード、ステーショナリー、ガジェットなどなど、バッグの中身を整理するのに便利です。毎年、気に入った柄を見つけるとつい手が出て増殖中。


マリメッコのテキスタイルは、まるでアート作品のような存在感。そして、華やかなマイヤ・イソラのデザインを「金閣」にたとえるならば、マイヤ・ロウエカリのデザインは「銀閣」。そこにあるだけで、じんわり静かに生活を彩ってくれる存在なのです。


フィンランドのヘルシンキ・ヴァンター空港のラウンジでは、マリメッコのテキスタイルや食器が使われていました。大好きなロウエカリのデザインを見つけて興奮していたのでしょうか。だいぶピンボケです…。


■marimekko / マリメッコ

 

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熊本県人吉市五日町26-1
TEL:0966-22-1236
営業時間:12:00-19:00
定休日:火曜
Website:https://petit-bonheur.com/
Online Shop:https://shop.petit-bonheur.com/
Instagram:@petitbonheur.inc

 

FILLING(フィリング)
熊本県人吉市九日町34-2
TEL:0966-32-8400
営業時間:10:00-18:00
定休日:不定休
Instagram:@filling11044

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