オリジナルのギフトボックス

〜「好日用品店／こうじつようひんてん」より　vol.28〜

贈り物のお店をオープンすると決めてから、お店オリジナルのギフトボックスを作ることを考えていました。貼り箱に使う紙を探していた時に出会ったのが奥行きのある優しい色合いの紙【竹尾 ファーストヴィンテージ】。銀座 伊東屋【竹尾見本帖 at Itoya】(現在は見本帖の営業は終了しています）まで足を運び、紙見本帖から実物を見て選びました。針葉樹の未晒パルプと広葉樹の晒パルプを配合したクラフト紙で、一番薄いものでも少し厚みが感じられ使い込んだような質感に魅力を感じました。紙を選ぶことでお店のイメージも生まれ、中に入れた品物に寄り添うような優しい色合いに気持ちも高鳴りました。

そして以前、野外イベントでご一緒した地元の箱屋さん【松原紙器製作所】さんにギフトボックスの制作をお願いすることにしました。お店を始める前から【h collection】のグラスを入れる箱も制作してくださっていたので、【kojitsu goods store】のロゴを目立たないようにするなど細かなニュアンスも伝わり、打ち合わせがとてもスムーズに進みました。

出来上がったサンプルを手に取った時、美しい佇まいでまるで自分が贈り物をいただいたかのような気持ちになりました。贈る方の想いをそのまま詰める箱、蓋を開けるときのワクワク感や喜びを大切に詰めさせていただいています。

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