鉄製　一輪挿し

〜「maple」より〜　vol.１０

今のお店の２階の窓の鉄枠も、階段の手すりも主人のお父さんに作ってもらいました。
そう、うちの主人の実家は鉄工所なんですが、主人も高校生の時はお父さんのところでアルバイトをしていたので少しの溶接くらいならできるんです。

ある日の夜、右手にバラ１本、左手には錆びた鉄の棒を持って帰ってきたんですけど、
（あ、バラ１本持って帰ってくるなんて、イカす旦那様！て思いましたか？）
残念ながら全然そんなんじゃなくて、イケてるBARのオーナーさんが１本くれたんだと（そうやろな）
我が家にはそんなイケてる一輪挿しは無いだろうと、会社の倉庫で眠っていた鉄の端材（さびさび）を利用して、一輪挿しを自分でこしらえてきたんです。

我が家はキッチンとリビングが段差で分かれていて通路があるんですがそこの壁に穴をあけてさっそく飾ってました。

私：『へぇ～　ええやん！』　めっちゃ上から目線（笑）
所々に錆があって、飾ったらブラケットライトに照らされ思っていたより良い感じになったんです！
私：『これ、お店で売りたい！！』←これ、私の口癖です（笑）
主人：『お前は何でもかんでも簡単に言うぅぅ』

よく聞いてみると、バリ（材料を加工する際に発生する突起）などの処理もちゃんとしないとケガする場合があるので危ないし、生花を飾るには水が漏れないよう溶接で徹底して処理しないといけないしで、商品化はまだ難しいとのことなんです。
これはあくまでも家用だと。
あら、残念。。。

でもその夜、インスタグラムにアップしたらなんと販売して欲しいと言ってくださる方が現れて。
まんざらでもない様子で、そのお客様の分は後日お作りしてました。

所々に錆があって、面白いんです。

ということで、今日は販売希望のひとしなでした。。。

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