月曜日の朝ごはん ~「ももふく」店主 田辺玲子さんvol.1
こんにちは。東京都町田市で「ももふく」という作家ものの器を扱う店の店主をしている田辺玲子です。今回から4回にわたって、我が家の朝ごはんと、その器づかいをご紹介させていただくことになりました。
photo&text:田辺玲子 使用カメラ:OLYMPUS PEN Lite E-PL7
我が家は、夫が朝早く出勤するのですが、毎朝必ず朝ごはんを食べていくので、朝ごはんを欠かすことはできません。
毎日のことですから、時にはきちんと作りますし、時には手抜きをして簡単に済ませてしまいます。
そのどんな時にも、ごはんの盛り付け方ひとつで一日を気持ちよく過ごすことができたり、気分を盛り上げることができたりする力が、器にはあります。
ここでは、我が家の朝ごはんでの器の使い方、組み合わせ方をご紹介いきます。皆さまの器使いの参考にしていただければ嬉しく思います。
さて、第1回目は「月曜日の朝ごはん」です。
月曜日は週のはじまりの日。
我が家では、これから一週間がんばれるように、ぴりっと気持ちを引き締めるため、ちょっと気合いをいれて、しっかり「和定食」の朝ごはんからはじめます。
献立は、焼鮭、インゲンの胡麻和え、ゴボウと蓮根のキンピラ、納豆、雑穀ごはん、大根の味噌汁。
「朝ごはんは「ごはん」じゃないとヤダ」という夫のリクエストで、我が家では十数年かわらない定番メニューです。
ちょっと手間がかかっていそう見えるかもしれませんが、実は、常備菜や昨夜の残り物ですから、朝に新たに用意するのは焼鮭だけという感じ。
うちでは焼き魚は、かなり頻繁に食卓にのぼります。
ちょっと「朝から魚を焼くのが面倒」ではあるのですけれども、グリルにアルミ箔を敷いて、グリルを汚さないよう、洗う手間を極力はぶけるよう工夫して焼いています。
使っている器は、こんな感じ。
ごはんの器と味噌汁の器は漆です。漆器は「扱いが面倒なのでは?」と思われがちですけれども、実はそんなことはありません。
食洗機は使えないことと、電子レンジが不可なことくらいで、あとは他の器と同じように使うことができます。
飯椀や汁椀は手に持って使う器ですから、持ちやすく軽い漆器は、とても理にかなっているのです。
陶器などのものに比べると値は張りますが、案外強く、また万一欠けたり割れたりしても直しがきくものが多いので、本当に一生ものになる器です。是非お気に入りを見つけて手にいれてみてください。
漆器はかしこまった雰囲気を演出できるので、週初めの気合いを入れたい朝にぴったりだったりもします。
漆器に合わせやすい器としては、染付や、丸ではない土ものの器(楕円や四角いがあると、お膳の中のメリハリもつき、雰囲気を演出しやすいです)
また、季節によっては、ガラスの小鉢などを合わせても素敵です。
器は、お料理に合わせた組み合わせが楽しいものです。是非お手持ちの器でも、いろいろ試してみてくださいね。
『 H.works 』 『 イコッカ 』 『 夏椿 』 『 スタイル ハグ ギャラリー 』 『 うつわshizen 』 『 APT#207 』 『 黄魚 』 『 空音 』 『 工芸喜頓 』 『 ペドラー 』 『 うつわPARTY 』 『 テクラ 』 『 宙 SORA 』
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シンプルで飽きのこない普段使いの作家もの器を扱う。
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