ノスタルジックな魅力 五松園窯の一輪挿し

〜「暮らしとおやつ　ひらひら」より〜　vol.25

愛媛県 松山市の南部に位置し、国の伝統工芸品の指定を受けている「砥部焼」の里、砥部町に「五松園窯（ごしょうえんがま）」さんはあります。

その歴史は江戸時代より続き、現在の80前後の窯元が点在しており、貴重な手仕事の伝統は受け継がれております。
五松園窯は、酒井如雲により創業された90年以上経つ窯元です。
友人の妹さんの嫁ぎ先でもあり、縁有ってお取り扱いが始まりました。

呉須（ごす）で、一点一点絵付けされた模様は、どこかモダンな雰囲気が漂うシンプルなブルーが素敵です。
（※呉須　染付け磁器の模様を描く青藍(せいらん)色の顔料）

また、砥部焼の特徴は、上質ななめらかさと丈夫さです。我が家でも、皿や丼ぶりなど、丈夫な砥部焼は大活躍中です。

今回のご紹介は、「五松園窯の一輪挿し」です。
この一輪挿しは、数十年前より五松園窯で製作されており、現在も無形文化財であった先々代の作った型を使用されているようです。ノスタルジックな理由がここにも隠されているように思えます。

全体の印象は、国外のものではないかと見まごうフォルムです。優しいお顔や、ヘアースタイルは、手作りのため一品一品異なります。お洋服のシンプルな文様も、モダンガールさながら、とってもかわいいですね。

このまま、お部屋に飾っても、いろいろな花を生けて楽しんでも。お部屋のひとコーナーに、なんとも言えない優しさが生まれると思います。

五松園窯 | 暮らしとおやつ　ひらひら (hirahira.theshop.jp)

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