谷底暮らし

今日のひとしな
2026.10.11

〜「en-shouten」より〜 vol.11

移住する前、初めて木曽を訪れて、寒く重々しい山々を眺めた時に、ひりひりとした冒険心が沸きました。RPGゲームで始まりの村を出た時のような。新大陸編が始まったかのような。


木曽に移住すると長野県出身の友人に話したら「そんな山奥の谷底までいくんだ」というようなことを言われたことを覚えています。都会から来た身からすると、同じ長野県でもそんなに違うものなの?と当時疑問に思っていたのですが、今なら確かに田舎だな、と実感しています。
木曽に生まれて木曽に住みながらもそんな風に思っているひとがいました。たにぞこぐらしのデザイナーの蒲沼明さんはよく谷底でへばり付くアメーバのように生きている、と自嘲します。
普段はBOCCAという屋号でロゴや広告、Webサイトなどのデザインの仕事をしている蒲沼さんは、もうひとつ「たにぞこぐらし」という名前で、木曽の谷底での暮らしを独自の視点で描いたアートワークを発表しています。
田舎で過ごしていると「ここはこんなに素晴らしい」、「うちの村が一番だ」という声をよく聞きますが、私はそういう言葉には正直魅力を感じなくて、「こんなところ」と言いながらも良さを見出した表現のほうに俄然説得力を感じます。


オリジナルTシャツのイラストのモチーフは信州を代表する民謡「木曽節」に合わせて踊る、夏の風物詩「木曽踊り」。木曽によくいるケモノたちが踊っている様子が描かれたTシャツは観光の方や地元の方にとても人気です。キッズサイズも作ったのでお子様やお孫様とお揃いも。


木曽の高台から眺める山々をモチーフにした、どこか川にも森にも見えるグラフィックを豊かな四季のようなカラーリングで染め上げた手ぬぐい「TANIZOKOGURASHI」。海外の方から若者まで手に取っていただけます。夏のコーディネートのアクセントに、バッグの目隠しに、温泉のおともに。色違いで揃えて楽しむのもかわいいです。


ステッカー「谷底暮」は蒲沼さんの得意なタイポグラフィがかっこよくて、懐かしいような、気味が悪いようなインパクトのあるロゴです。耐久性のある素材なので、アウトドアアイテムや車にもおすすめです。
信州木曽谷。真ん中には木曽川が流れ、里山の風景が日々移ろいます。なにもないようでいて、何もかもあるようなそんな谷底にぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(文・井上)

たにぞこぐらし | en-shouten ONLINE


←「en-shouten」の記事はこちらから

←このほかの「今日のひとしな」はこちらから

en-shouten

長野県木曽郡木曽町福島8101
TEL : 0264-24-0875
営業日/時間:Instagramを確認
https://en-shouten.com
Instagram : @en_shouten

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『暮らしのおへそ』『大人になったら、着たい服』などのムックや書籍を制作する編集部が運営しています。

ページトップ