にんじんケーキの朝ごはん
「さんのはち」森田美絵さんvol.4
こんにちは。9月の「器店主のある日の朝ごはん」連載を担当させていただいている「さんのはち」の森田美絵です。4回目の今日は「定番にんじんケーキの朝ごはん」です。
昨夜食べ過ぎたせいか、朝はちょっとでいいかな?と冷蔵庫をのぞき込み、今日はかなり「手抜き」の朝ごはんです。牛乳たっぷりのカフェオレといつものヨーグルト。1切ずつラップに包んで冷凍しておいたにんじんケーキを取り出し、オーブントースターで温め直して、はい!できあがりです。
にんじんケーキは、時間のある休日に焼いておきます。1度にパウンドケーキ型2本分できるので、冷凍してストックしておきます。
このにんじんケーキは母のレシピです。小学生の頃からよく作ってもらったケーキで、わたしにとっては「おふくろの味」のひとつです。
かれこれ、うん十年前、嫁入りする娘(私)に母は、自分の得意料理やお菓子のレシピがたくさん書いてある1冊のノートを持たせてくれました。にんじんケーキも毎回このノートを見て作っています。ものすごく大雑把なレシピがなんとも母らしいのですが、失敗なく簡単に作れるレシピです。よく考えたらものすごく昔のレシピですが、飽きずに何度でも作りたくなります。
にんじんケーキは大正時代のプレスガラス皿に。うーーんやっぱりかわいい柄です。これは1枚しか持っていないのでいつも自分用(笑)。ヨーグルトは額賀章夫さんのしのぎ碗に。欠けてしまったので金継ぎをして使っています。マグカップは10年ほど前に買ったフランスのもの。フォークレストは食パン型のお箸置きです。
箸置きって「小さいもの好き」にはたまらないアイテムです。作家ものから、どこかのお土産屋さんで買ったものまで、気が付いたら結構な数を持っています。秋にはきのこ、お正月は鯛、ちょっと寒い日にはたい焼き、春にはつくしやゼンマイなど、季節感も楽しんでいます。箸置き選びも毎朝のささやかな楽しみです。
9月を担当させていただいた連載も今回で最後になりました。つたない朝ごはんと文章にお付き合いいただきありがとうございました。これからも1日の元気の素になる朝ごはんを作りたいな、と思いました。
9月29日(金)まで「瀧川かずみ 紙袋のような鞄展」を開いていますので、お近くにいらした際はぜひお寄りくださいね。
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「時を経てもなお、かわいらしくて、どこか新鮮で心くすぐられるもの」をテーマに、主に大正~昭和初期のガラスや器、雑貨を扱う店。コラム執筆は、店主の森田美絵さん。
東京都中央区新富2-4-9 三新ビル3F
TEL:090-4544-3695
営業時間:13:00~18:30
定休日:日、月、祝(変更もあるので、ブログで営業日を確認の上お越しください)
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