手仕事の素朴さが魅力「JUDY JACKSON STONEWARE（ジュディ ジャクソン ストーンウェア）」の食器

～ The Tastemakers & Co.（テイストメイカーズ アンドコー）より vol.20 ～

年齢を重ねるにつれて、日常的に使うものほど自分の目でじっくりと選びたいと思うようになってきました。食器選びもそのうちの一つ。特に作家さんが作る食器は一期一会のものが多いので、気に入ったものに出会った時はとてもうれしい気持ちになります。本日ご紹介する「ジュディジャクソン ストーンウェア」も、そんな気持ちにさせられた作品です。

ニューヨークの女性作家ジュディ ジャクソンが作り出す食器は、ラインのちょっとしたゆがみや不揃いなフォルムなど、完成品というより試作品のような印象。ですが、そのハンドメイドでしか出せない独特の雰囲気が、温かみや柔かさをいっそう感じさせてくれます。また表面は、ジュディ本人が調合したマットな質感の釉薬で仕上げ、料理や食材が引き立つ素朴で優しい色合いが特徴です。

僕は自宅でスープボウルを使っているのですが、洋食に限らず和食にも不思議と馴染んでしまうんです。作られた国は違えど、女性作家ならではのしなやかさがどんな料理も受け入れてくれるように思います。

キッチンツールの収納や、フラワーベースにもぴったりなピッチャー。

紙皿からインスピレーションを受けて制作されたプレート。

オーブンにも対応できる入れ子式の器。

落ち着きのある佇まいと、どこか優雅さも感じられるジュディ ジャクソンの食器たち。日常にすっと溶け込むストーンウェアのご紹介でした。

text：田代

JUDY JACKSON STONEWARE

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