深みのある色合いが美しい沖縄の焼き物・やちむん
~メゾン エ トラヴァイユより vol.11 ~
器を仕入れる時は、窯元に出向いて仕入れるようにしています。
その土地が風土を生み、風土がその器を生む理由であると思うからです。
最近は年に数回、沖縄に行きます。那覇から車で北上し50分程で、読谷村の山中にある「やちむんの里」に到着します。最近ではいつ行ってもレンタカーでいっぱいで、外国人もとても多く、那覇の有名な観光地となっています。
やちむんとは、沖縄の言葉で「焼き物」のこと。素朴でどっしりとしていて、大胆な絵付けも多く、粗削りの感じが魅力です。どの器も色々な表情をしていて、同じものはありません。だからこそ、この場所にまで来る意味があるのです。
5寸マカイ ¥1,900+tax / 6寸マカイ ¥2,900+tax
いくつかある窯元の中でも、わたしが好きなのは北窯です。1992年に開窯。大胆な絵付け、深みのある色合いを持つ独創的な作品が多く、4名の陶芸家達の個性が際立つ窯元です。
やちむんで一番愛用しているのは、マカイ。マカイは沖縄の方言で「お椀」のことで、写真右の6寸マカイは、麺やどんぶりを食べるのにちょうどいい大きさです。ソーキそばがこんなに似合う器はないと思います!
8寸皿 ¥6,900円+tax / 6寸皿 ¥2,900+tax
大胆な柄の大きいお皿は、魚の煮つけやゴーヤのサラダが似合いそう。想像力をかきたてられます。毎日の食卓にぜひ、やちむんを使ってみませんか?
「家」と「仕事」をテーマに、この先ずっと使えるもの、大切にしていきたいものをセレクトしたライフスタイルショップ。古い郵便局を改装した雰囲気のある空間に、雑貨や器、道具が並ぶ。デイリー連載「今日のひとしな」のコラム執筆は、オーナーの谷 奈穂さん。
神戸市中央区山本通3-8-1ポルトビル1階
TEL:078-891-3215
12:00~18:30 水曜定休
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。