珈琲から始まる朝ごはん
「うつわSouSou」中林可奈子さん vol.1
こんにちは、愛媛県松山市の「うつわSouSou」中林可奈子です。2月の朝ごはんコラムを担当します。今日から毎週日曜日の更新で4回ほど、どうぞよろしくお願いいたします。
朝起きてお腹が猛烈にすいていれば何か作りますが、そうでなければ何もしません。トーストやおにぎりなど簡単な時もあるし「あれが食べたい」と思いたてば手間のかかるものを朝から本気で料理することもあります。
あまり統一性がないので、朝ごはん企画をいただいた時にう~ん、と考えこんだのですが。ひとつ見つけました、共通点。
朝起きてすぐ、珈琲を淹れるということ。まずは、その話から。
これだけは毎日のことなので最短時間で準備し、片付けもできるように珈琲道具一式、お盆の上に。
とはいえ、通年ずっと同じものを使うとやはり飽きてきます。
食器庫から1か月くらいのローテーションで選んでいる珈琲ポットとカップ。洋服の衣替えと同じく、器替えのようなものです。
田澤祐介さんのメジャースプーン付きの珈琲キャニスターは最近新調しました。 器も道具も「はじめまして」から使っていくうちに少しずつ距離が縮まっていくのが好きです。
珈琲豆は熟練のマスターが焙煎している「珈琲店セラヴィ」さんのもの。以前は電動ミルを使っていたけれど、あの音が朝にはちょっときついので手動のものに豆を入れて、ガラリガラリとゆっくり回し、豆を挽いていきます。
ここのところ、よく使っているのは谷口晃啓さんのドリッパー付きタイプ。最初のうちは1滴1滴お湯を淹れ、豆を蒸らします。 ほどなくして、お湯を一回し淹れ、ゆっくり繰り返します。急ぐと溢れそうになるので、必然的に丁寧に淹れさせてくれる構造ともいえるかと……。
珈琲を飲むと、ようやく頭も体も動き出すといった感じでしょうか。
朝ごはん=ひとまず珈琲。それから、おなかのすき具合に合わせてなにか作りはじめます。
朝からパンチの効いたものが食べたい時。紫キャベツと挽肉カレーのサンドイッチ。アボカドのサラダを添えて。 ・谷口晃啓:ドリッパーポット/光藤佐:白磁鎬蕎麦猪口/稲村真耶:瑠璃釉隅切長角皿・白磁印刻福文小皿
甘くない林檎も、バターとシナモンでトーストするとほんのり甘みがひきたちます。・角掛政志:粉引ポット・面取猪口・蕎麦粉引板皿
人参ラぺと鶏ささみのバケットサンド、愛媛の柑橘・紅マドンナとナッツヨーグルト。・余宮隆:灰粉引ポット・飴釉楕円皿・黒釉鎬猪口/早崎志保:てんてん星の猪口
チーズオムレツにトースト。シンプルなメニューでも器使いで引き立ちます。・石岡信之:白マット輪花皿/大沼道行:織部楕円皿/大江憲一:鉄釉ポット/角掛政志:黒釉丸湯呑
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