これぞ“新しい”和食器 「HASAMI PORCELAIN」の器
~HAC by WONDER MOUNTAIN(ハック バイ ワンダーマウンテン)より vol.15~
今日ご紹介するのは、「HASAMI PORCELAIN(ハサミポーセリン)」の器です。
日本有数の釜業の盛んな地、長崎県波佐見町。「波佐見焼 (ハサミヤキ)」という単語を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。波佐見地方は早くから量産体制が整えられたため、日用の食器としての確かな品質と価格を実現したことで知られています。豊かな伝統技術は現代まで受け継がれ、LA在住で、デザイン事務所「tortoise(トータス)」代表の篠本拓宏氏のディレクションにより新たに生まれたのが、この「HASAMI PORCELAIN」です。
「これ和食器なの?」と器を手にしてくださったお客様に尋ねられることもしばしば。「はい!和食器なんですよ」と少し誇らしい気分で嬉しくお返事をしています(笑)。新しいコンセプトのもと生まれた「HASAMI PORCELAIN」は、異国が混じり合う現代の食卓に融合させたテーブルウェアたち。「雰囲気は和洋折衷、でも心は日本」、そんな器です。
日本の伝統的な形態でもある潔くすっきりとした直線や機能と製造工程から導かれた意味のあるシンプルな曲線のみで構成されているフォルム。また、日本料理の伝統的な漆器や重箱からインスピレーションを得たという、用途に合わせてスタッキングできる仕様、異なるサイズの器が入れ子で収納できる機能性、使えば使うほどに馴染んでいく風合い…。計算された美しさと手技に、日本のものづくりの魅力を感じずにはいられません。
そんな日本のものづくりの魅力は、海外にも伝わっています。例えばこのマグカップは、Apple(アップル)本社が世界で唯一ロゴグッズを販売する「Apple Infinite Loop(アップル インフィニティ ループ)」で、オリジナルマグカップとしてAppleのロゴグッズにも採用されているもの。
生まれた背景や場所は異なっても、ものづくりの根本にある姿勢に共感し、生活のための道具として、国内ではもちろん国外でも多く愛用されています。
そして、幅広い多様性もその魅力のひとつ。シンプルなフォルムと独特の素材感によってもたらされる風合いは、和食はもちろん洋食やフルーツ、お菓子などどんな料理や食材にもはまってくれます。大きなサイズのものは大皿料理やワンプレートに。小さなサイズのものは取り皿やケーキ皿、お子様用に。深さのあるものにはスープやカレー、うどんを入れたり。お茶碗代わりに御飯をいれたりしても。
食卓を「HASAMI PORCELAIN」 の器で統一するのも素敵です。作家さんの和食器や洋食器など、すでに並んでいるあらゆる器とも馴染んでくれるので、つい毎日頼りにしたくなる器です。お料理にはもちろん、重ねてインテリアにも。
カラーは、素地を活かした優しい色合いの“ナチュラル”、波佐見焼独特の風合いが魅力のツヤ感ある“クリア”、綺麗な直線美がより際立ち、温かみのある“ブラック”の三色。
触れたときの感触を大事にした素材感や釉薬のカラーは、組み合わせも楽しめます。私たちスタッフもお客様と一緒にテーブルいっぱい器を並べ、食卓を想像し、どれにしようか悩む時間はとても楽しい時間です。
当店では、収納スペースの限られた一人暮らしの方や学生の方にもよく手にしていただきます。
淵に程よい高さがあるプレートや、絶妙なラウンドを描くボウルタイプのものは、どんな料理とも相性がいいので、厳選して器を選びたい方にもぴったり。「忙しい朝トーストだけのせて食べてもテンション上がりました!」と嬉しいお声をいただくことも。
「器に興味はあるけど、選ぶにも使うにもまだハードル高いし、でも既製品もちょっと…」という方へのまず最初の一枚にもおすすめです。シンプルながらも温かみを感じる一枚は贈り物にも。
性別も年齢も関係なく広く愛され、無駄のない佇まいに普遍性が宿る「 HASAMI PORCELAIN」。日常に寄り添う道具として、毎日使い込んでも飽きる事なく永く愛せる器です。
TEL:084-983-2740
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜(祝日の場合は営業)
http://hac.digital-mountain.info/
Instagram「@hacbywondermountain」
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