つい“あの子”と呼びたくなる 自分だけのマグカップ
~HAC by WONDER MOUNTAIN(ハック バイ ワンダーマウンテン)より vol.27~
今日ご紹介するのは、「Echo Park Pottery(エコ パーク ポッテリー)」のマグカップです。
1980年代、イタリアで活動したデザインチーム「Memphis(メンフィス)」で唯一のアメリカ人だったPeter Shire(ピーター・シャイヤー)。今でもロサンゼルス・エコパークの大きなスタジオで作品制作を続ける彼が主催しているのが「Echo Park Pottery(エコ パーク ポッテリー)」です。
独創的な形や色の組み合わせに目が釘付けになるこのマグカップは、食器というよりも食器の形をしたアート作品。空間に置いているだけでもかなりの存在感です。
ですがアート作品と異なるのは、「置いて飾る」のではなく、「使う」、ということ。
「持ってくれ」と言わんばかりに突き出た独特なハンドル、口に優しくフィットする滑らかな飲み口。この、ビシビシと感じる動的な要素がとても気に入っています。実際手にとってみるとしっくりと馴染み、見た目に反してとても使いやすいのです。
使うと言っても、水もお茶もコーヒーも何もかもこのマグカップで飲むというわけではありません。「この色はこの飲み物に合う」「これだったらどうかな」…と、考えながら使うのも楽しいひと時。
すべての飲み物を無難に受け止めてくれるのではなく、組み合わせによっては合わない飲み物もあるかもしれません (笑)。でも、それがバランス良く合った時、「このマグカップでしかこの雰囲気は出せない」、という特別感が味わえます。いつも飲んでいる飲み物の美味しさ、その時間の高揚感が何倍にも膨らむのです。
私は割と濃い色のものを使っているのですが、これにはカフェオレやミルクが良く合います。冷たい飲みものとの相性も良く、オレンジジュースに氷を浮かべた時のマグカップとジュースの色のコントラストもお気に入りです。
この、“合う”という感じ方も人それぞれ。自分だけの「これだ!」という組み合わせを見つけるとより一層このマグカップが愛おしくなるはずです。
このマグカップを購入されたお客様とお話をしていて印象的だったのは、「 店に並んでいるのもどれも素敵だけど、やっぱり家で使っているあの子が一番好きだな」という言葉。本当にその通りなんです。マグカップを「あの子」と呼んでしまうほど、日々寄り添って使っていくうちにどんどん愛着が湧いてきます。
「Echo Park Pottery」のマグカップはすべてハンドメイド。ふたつとして同じものはありません。
ペンキを散らしたようなデザインが特徴の「スプラッター」もございます。ビビッ!とときめく子に出会ったら、その時はぜひ、連れて帰ってあげてくださいね。
TEL:084-983-2740
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜(祝日の場合は営業)
http://hac.digital-mountain.info/
Instagram「@hacbywondermountain」
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