おいなりさんのワンプレート朝ごはん

器店主の朝ごはん
2019.02.24

「みまる」前田雅子さんvol.4

←vol.3はこちらから

 

photo&text:前田雅子

こんにちは。東京都・世田谷区にある普段使いの器の店「みまる」の前田雅子です。2月の朝ごはんを担当させていただいています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

この日の朝ごはんは、おいなりさんのワンプレートごはんです。

s-mimaru4-1

ワンプレートごはんとくれば、大きなプレートはもちろんのこと、豆皿の出番でもあります。さまざまな豆皿におかずをちょこちょこ盛って並べるのは、おままごとのようで楽しい作業です。この日のプレートは、主役のおいなりさんを豆皿で囲み、もずくスープのカップもぎゅっとのせました。

 

s-mimaru4-2

れんこんのきんぴらは、西山光太さんの黒釉豆皿。小松菜と湯葉の煮浸しは、冨本大輔さんの灰釉総鉄呉須の3寸皿です。煮豆を入れた山本泰三さんの器は、実はお酒のぐい呑として作られたもの。形にもよりますが、ぐい呑や盃は豆皿と同じように使うことができます。ほんのひとくちのおかずや、オリーブやナッツといったおつまみにも便利です。

 

s-mimaru4-3

大きなプレートは、藤原純さんの隅切長皿。29cm×17cmほどの大きさで、お肉料理など晩ごはんのメインに使ったり、大勢集まったときに前菜を並べたりしても素敵です。藤原さんの黒の器は金属のような風合い。完全なフラットではなく、表面の微妙な凹凸も味わいがあります。大きさの割に軽いので、プレートを盛りだくさんにしても難なく運べます。

 

s-mimaru4-4

スープカップに使ったのは、豆皿と同じ西山光太さんの黒釉のそばちょこです。深みのある黒で、ところどころ金色に光っているようにも見えます。表面の模様がザラザラとした感じにしていて、とても豊かな表情を持つ器です。

 

4回にわたって担当させていただいた朝ごはんも、今回で最後となります。ちゃちゃっと簡単にできる朝ごはんばかりでしたが、お読みいただき、誠にありがとうございました。

←その他の【みまる】の記事はこちらから
←連載「器店主の朝ごはん」はこちらから

うつわの店 みまる
東京都世田谷区下馬5-16-1

TEL:050-3479-3006

営業:金・土・日の11:00-18:00

(毎月のスケジュールはサイトをご確認ください)

http://mimaru.net

Instagram @utsuwa.mimaru

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ