揺らぐ形と質感「LAIMA CERAMICS（ライマセラミックス）」

～「ViVO,VA（ヴィヴォ、ヴァ）」より vol.13 ～

ライマさんは、ラトビアを拠点とする陶芸作家。彼女の作る器は、薄くて繊細なフォルムが多いけれど、その中にも温かみのある優しい雰囲気を感じます。
以前は神戸にお店があり、今は沖縄県の黒島で生活をされている「Kameli apartment（カメリアパートメント）」安倍さんからのご縁で、「ViVO,VA（ヴィヴォ、ヴァ）」ではライマさんの作品をお取扱いさせていただいています。

ラトビアの土からひとつひとつをろくろで成形し、伝統的な薪釜で焼成するなど、多くの工程を経てライマさんの器は作られています。「大量生産とは対極的な手仕事のバランスを取り戻したい」と語られるように、ひとつひとつ異なるカーブを持つ、シンプルだけれどどこかユニークな形はまさに全てが１点もの。

こちらのceremony cup（セレモニーカップ）は、外側はやさしい雰囲気のマットな質感ですが、内側にはツヤがあり実用的でもあります。縁に施された金彩が流れ落ちる様子は、アートピースとしての存在も際立たせています。

あくまでも実用としての機能を備えながら、ひとつひとつが人の心に響くような魅力を感じるライマさんの器。とっておきの器でいただくお茶や食事の時間は、きっと日常の良い刺激となってくれるように思います。

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