F/style(エフスタイル)×曽田耕「One(ワン)」

今日のひとしな
2019.09.18

~「ViVO,VA(ヴィヴォ、ヴァ)」より vol.18 ~


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過日コラムでご紹介した、新潟を拠点とし地場の産業と共にもの作りを行う「F/style(エフスタイル)」。今日のひとしなは、造形作家である曽田耕さんとのコラボレーションによるシリーズ“One(ワン)”の商品のご紹介です。

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「One(ワン)」のものづくりの過程、そのやりとりはとても興味深く、2018年に「F/style(エフスタイル)」のショールームで行われた企画展“SODA KOの造形”開催に伴い発行された冊子で垣間見ることができます。「F/style(エフスタイル)」が「SODA KOのクリエイティブに出会えてよかったと思う幸福感」と表現されるように、曽田さんの作品を実際に迎え入れて感じたことから始まる協働の足跡が記されています。

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写真は、「F/style(エフスタイル)」独自の生地である“ステインプルーフ”の端切れが材料となったトレイ。材料であるステインプルーフという素材は、新潟県の栃尾で、糸から織りまで全てを仕上げられています。水や汚れを弾き、切れっぱなしで使えることで残布を減らすことができる。厚手ですが軽く、ポリエステルとは思えない丸みのある自然な風合いを持っています。

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その残布をもとに、曽田耕さんの手で1点1点作られたステインプルーフのトレイは、商品というよりもはや作品。鉛筆書きを思わせる自由なステッチが残布のラインをなぞります。「ViVO,VA(ヴィヴォ、ヴァ)」のレジでは、シナ布でできた「One(ワン)」のトレイを使っています。

トレイをどう使うべきかのルールはもちろん無く、それは使い手が試されているのかもしれません。好ましく思ったらまず使ってみるというシンプルなことは、頭で考える以上の楽しい広がりがあるように思います。

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ViVO,VA(ヴィヴォ、ヴァ)

兵庫県神戸市中央区栄町通2-2-14 日栄ビル南館
TEL:078-334-7225
営業時間:11:00~19:30/11:00~16:30(水曜)
不定休
http://www.vivova.jp
online market:http://www.vivova-market.jp
Instagram:@vivo_va 

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