使うほどに味わいが増す 山口和宏さんの木の器
今日のひとしな
2019.08.16
〜「THE STABLES(ステーブルズ)」より vol.16〜
ごつごつしていなくて、持ったときに柔らかさを感じる山口和宏さんの木の器。
10年以上前に友人が結婚祝いでくれたもので、最初は、誰がつくったかもわからずに日々使っていました。穏やかな手触りや軽さが良くて、自然に毎日のように手にとるようになりました。
子供の朝ごはん用に、おにぎりやパンを載せて、お菓子を食べるときにも、軽くて扱いやすいので安心して持たせています。パンケーキを焼くときは、いつもコンロの脇に用意して、焼けたものから積み重ねていくのがきまりで、今ではなくてはならない存在です。
お客様とお話していると木の器、道具は、どことなく扱いが難しいように感じていらっしゃる方が多いように感じるのですが、水気を拭き取り、乾かすということを気をつけるのは陶器の扱いとさほど変わりませんし、木の器ならではの良さがあります。特に、寒い季節の長い当地では料理の温度を変えない木の器ほど使い良いものはありません。
使っているときの表情や、10年20年経ったときの変化は、劣化していくということではなく自分で使い込んだ時間が器に落とし込まれていくような味わいの深さがあって他の素材にはない魅力だと思います。
THE STABLES(ステーブルズ)
青森県弘前市代官町14-2
TEL:0172-33-9225
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜・第3水曜(祝日の場合は営業、展示設営日は休業)
http://thestables.jp
ブログ http://thestables2007.blogspot.com
Instagram「@thestables_jp」
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。