「涼」を感じる、京都のお出かけ

編集部ブログ
2019.09.04

朝晩が少し涼しくなって快適~と思ったら、あっという間に9月に入りましたね。みなさま、夏休みは満喫されましたか? 編集スタッフ・ツダはお盆休みに、実家のある京都へ帰省してきました。

ご存じの方も多いと思いますが、盆地である京都の夏はもう大変な暑さです。新幹線で京都駅に降りるとすぐ、湿度たっぷりのぬるい風が……。帰省した日の気温はなんと39度! ちょっと外にいただけで、汗が滝のように噴き出しました。

暑さを理由に帰省しても特に外出せず、実家でゴロゴロするのが定番ですが(懐かしの関西のローカル番組を見るなど、それはそれで楽しんでいます)、
せっかく京都に来ているのに、それは味気ない! ということで、今回は心を入れ替えて、普段は中々行かないところへ「涼」を求めてお出かけをしてきました。


●老舗和菓子店「御菓子司 中村軒」のかき氷

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暑い日には、やっぱり「ひんやりスイーツ」! ということでやってきたのは「御菓子司 中村軒」。京都駅からバスに乗りおよそ30分、バス停「桂離宮前」で降りてすぐ目に入る一軒の和菓子屋さんです。明治16年創業の老舗店で、町家の店構えからも歴史を感じますね~。

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訪れたのは、お盆休み中の日曜午後2時という混雑ピークの時間帯。お店の中には、広めの待合スペースにベンチが置かれているのですが満席状態。中に入れない人たちが、お店の前までたくさん。しかし、さすがは人気店ということもあり、番号で順番待ちを受付け呼び出してくれるシステムがあり、とてもスムーズ。座席数も50席ほどあるようで、回転も速く、待ち時間は想像以上に早い30分でした。

行列をなすお客さんのお目当ては、毎年4月下旬から発売される中村軒名物のかき氷。和菓子は小さいころからよく買っていましたが、かき氷は初めてのツダ。ご近所あるある(?)の「近いからいつでも行けるね~」と言ってばかりいましたが、ようやく数年来の夢を叶えました!

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いろいろあるメニューの中から、宇治ミルク金時をオーダー。抹茶蜜と練乳が合わさり、その上にたっぷりの粒あんが、どどーんと鎮座。白玉は固くならないように、食べる直前にトッピングします。


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抹茶の程よい苦みとふっくらしたやさしい甘さの粒あんが、とても美味しい~! 別添の抹茶蜜があるおかげで、最後までしっかり味わえます。氷はくちどけ柔らかでふわふわ。不思議と、頭がキーンとなることはなかったです。この日の外の気温は37度ありましたが、身体をしっかりクールダウンできてお腹も大満足でした。

嵐山観光から足を伸ばして、中村軒の茶店で一休みするのがおすすめです。かき氷は9月までで、10月下旬からはあべかわ餅やおしるこなどの秋冬メニューが登場するので、こちらも要チェックですね!


● 貴船 右源太

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京都の夏の風物詩の一つ、川床。実はこれも体験したことがありませんでした(笑)「家族3人で集まれるのも年に数回だから、たまには贅沢も!」ということで、父母と一緒に貴船の川床へ行ってきました。


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貴船の川床は手を伸ばせば届きそうなほどの位置に水面があり、座敷と水の距離が近いことが人気の秘密。川のせせらぎと蜩の鳴き声が聞こえてきて、非日常の空気感にうっとり。

「川床って風流な気分を味わうことができるのが一番の醍醐味で、大して涼しくないんでしょ~」と、お恥ずかしながら以前までは思っていましたが、実際に来てみてびっくり! 市街地の蒸し暑さが全くなく、ひんやり涼しく快適。あとでお店の方に教えてもらったのですが、30度超えの日中でも川床は26度ほど、夜は22~23度まで下がり、少し肌寒いと感じる人もいるそうです。水のパワーのすごさを実感しました。

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久しぶりに会う父母と自然を感じながら美味しい食事を堪能でき、贅沢な時間を過ごすことができました。夏の思い出がたくさんできたおかげで、しっかりリフレッシュ。また仕事頑張るぞ~という気持ちになりました。

お店によっても違うそうですが、川床の営業はおよそ9月末までだそう。9月は3連休が2回ありますし、京都への旅行をお考えの方はよければ参考にしてみてくださいね~


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御菓子司 中村軒 
京都市西京区桂浅原町61 


貴船 右源太 
京都府京都市左京区鞍馬貴船町76

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