思い出とともに味わいを増す 木工家・山地裕之のスツール

今日のひとしな
2020.04.07

~ 「まちのシューレ963」より vol.7 ~

 
東かがわ市五名で、国産木材をつかった家具など木工に取り組む山地裕之さん。「まちのシューレ963」のオリジナル家具の作り手でもあります。

洋家具づくりから民芸家具の修行を経て、現在は和でも洋でもない、独自の美意識で作品を作り出しています。
 
 
今回ご紹介するスツールは、パーツのほとんどを機械を使わずに仕上げ、さらに釘を使わずに組み上げたもの。国産の山桜材の木目を生かし、鉋の目あとを残した、どこから見ても美しいスツールです。山地さんは、昔のミシンテーブル用の椅子をモデルに制作されたそう。
 
 
座面は緩やかにカーブしていて、座ると優しくホールドしてくれます。高さは45cmと50cmの2種類あり、ダイニングテーブルに合わせたり、キッチンスツールにしたりと、お家の中でどこにでも置いていただけます。
 

 
また無塗装・ミツロウ仕上げのため、乾燥したり痛んできたな、と思ったらオイルやミツロウなどでご自身でお手入れができます。
 
 
「木工の道具は、生活で使うごとに良さが増していく」と、山地さんはいつも語ってくれます。時を経たからこその風合いは、使うその人だけの特権です。丁寧に作り上げた逸品だからこそ、生活の中でゆっくりと育てていただきたいスツールです。
 
 
作家プロフィール
山地裕之 Hiroyuki Yamaji
1970 香川県生まれ
1990 飛騨国際工芸学園木工科卒業
1995 矢澤金太郎氏に師事
1998 東かがわ市五名で独立し、家具工房「木乃花」設立
2010より 国展入選
 
 

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まちのシューレ963

香川県高松市丸亀町13-3 高松丸亀町参番街東館2F
TEL: 087-800-7888
営業時間:物販 11:00~19:30
カフェ
<月~木> 11:30 – 18:00(L.O 17:30)
<金~日> 11:30 – 22:00(L.O 21:00)
定休日:第3月曜日 (祝日の場合は振替有)
https://www.schule.jp/
Instagram「@schule963

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