お土産や贈りものにどうぞ 「讃岐かがり手まり」

今日のひとしな
2020.04.15

~ 「まちのシューレ963」より vol.15 ~

 
江戸時代の讃岐には「讃岐三白(さぬきさんぱく)」と呼ばれる3つの特産品がありました。遠浅の瀬戸内海に面し、日照時間の長い気候を生かした「塩」。今でも上質なお土産品として有名な「砂糖(和三盆糖)」。そして、今では希少となった国産の「綿花」でした。
 

そんな‟三白”の一つである綿の糸を使い、草木で染めてかがる手まりが「讃岐かがり手まり」。一時は廃れかけていた手まりを現代に伝え続けているのが、荒木永子さんを代表とする「讃岐かがり手まり保存会」の皆さんです。手まりの制作だけではなく、作り手の育成や一般向けのワークショップなど、精力的に活動をされています。
 
 
手まりというと、高級な絹糸を用いて作ったものが各地にありますが、香川の手まりは柔らかな木綿を使用。さらに天然染料で染めているため、優しい色合いとマットな風合いが特徴的です。
 

 
保存会では、200色ほどの色糸を自分たちで染色しています。染色に使う木の実なども、自ら探しに行くそうですよ。

地元の農家から分けてもらった籾殻(もみがら)を手まりの芯にし、細い木綿糸をぐるぐる巻いて土台を作ります。そこから一目一目丁寧に、手作業で模様をかがっていきます。季節の花々や古典柄などさまざまな模様がありますが、保存会の作り手によって、色合わせの感性や個性が異なり、どれ一つとして同じものはありません。
 
 
お土産におすすめなのが、「結い手まりストラップ」。かがりの技法はそのままに、ストラップとして小さく作るのはかなり至難の技ですが、丁寧にかがり、模様とストラップの配色にも工夫がされています。送るお相手の好みを想像しながら、選ぶのも楽しいですよね。
 
 
引き出物やプレゼントとしても人気が高いのが「にほひ手まり」です。まりの芯に白檀などの天然香料を詰め込んでいるため、お部屋や洋服に、ほのかな香りをうつすことができます。粒の揃った9個入りの桐箱タイプと、大小の粒をランダムに入れた白箱タイプとあります。桐箱はそのままお玄関などに飾ったり、ビンに入れたり、糸を通してお部屋の飾りにしても素敵です。
 
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【物販】11:00〜18:00

【カフェ】
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まちのシューレ963

香川県高松市丸亀町13-3 高松丸亀町参番街東館2F
TEL: 087-800-7888
営業時間:物販 11:00~19:30
カフェ
<月~木> 11:30 – 18:00(L.O 17:30)
<金~日> 11:30 – 22:00(L.O 21:00)
定休日:第3月曜日 (祝日の場合は振替有)
https://www.schule.jp/
Instagram「@schule963

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