気負わずに日々使える‟芸術” 陶工・堅田貴治のうつわ

今日のひとしな
2020.04.23

~ 「まちのシューレ963」より vol.23 ~

本日ご紹介するのは、高知県在住の陶工・堅田貴治さんのうつわです。
 

 
‟陶工”は「陶芸家というよりは職人としてありたい」という堅田さんの思いから、そうお呼びすることになりました。堅田さんは芸術系の大学を卒業後、京都で陶芸の修行をされ、故郷の高知で独立し工房を立ち上げられました。
 
 
堅田さんのうつわは、ニュートラルでシンプルなものばかり。カップやプレート、ボウルやキャニスターなど、和洋を問わない日常使いの道具としてうつわを作られています。
 
その形はキリッとして、適度な重さに堅牢な雰囲気。型で抜いたように均一な仕上がりですが、実は一つ一つろくろで成形しています。手に取ると、そのあまりに正確なラインにびっくりします。職人としてこうありたいという、彼の矜持を感じます。

形のシャープさとは対照的に、ぽってりと優しいテクスチャーは、どことなく北欧のヴィンテージのよう。独自で調合した釉薬を使い、誰にも真似できない深い色合いを目指しています。
 

新作のお色は、こっくりとしたグレー。コーヒーでも紅茶でも、もちろん日本茶でも合う、まさしく「民藝」な一品です。
 
貫入の入った作品もあります。貫入とは、陶磁器の釉薬部分にできる細かいヒビのような模様のこと。意識的にコントロールすることは難しく、その時々の入り方が違うため、1個1個が特別なものになります。貫入入りのお皿は、食材を乗せた時の景色を作り出し、食卓にアクセントをもたらします。
 
日常のものにこそ、芸術的な感覚のあるものを取り入れてみてはいかがでしょうか。
 

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新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、現在は営業時間を短縮しております。

【物販】11:00〜18:00

【カフェ】
月〜木 11:30〜18:00 
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今後の営業時間などはHP等でご確認ください。
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まちのシューレ963

香川県高松市丸亀町13-3 高松丸亀町参番街東館2F
TEL: 087-800-7888
営業時間:物販 11:00~19:30
カフェ
<月~木> 11:30 – 18:00(L.O 17:30)
<金~日> 11:30 – 22:00(L.O 21:00)
定休日:第3月曜日 (祝日の場合は振替有)
https://www.schule.jp/
Instagram「@schule963

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