雑貨が映えるキッチンやオープンなリビングで家族の気配を感じられる家

Comehome!
2020.12.24

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

<小原美帆さんの家>
雑貨屋さんめぐりが大好きで、いつか家を建てたら、集めた雑貨を飾るのが夢でした。実家の一室で暮らすなかで末っ子も誕生し、いよいよ本格的に考えはじめたとき、参考にしたのが『Come home Housing! 』のシリーズです。県内の施工会社を何軒か訪ね、イメージにぴったりな家を建てている「アットナチュレ」に決めました。

キッチンとLDはコンパクトに

 キッチンカウンターのダイニング側はチェッカーガラスの引き違い戸をつけ、食器棚に。配膳時にすぐ出せて便利です。塗り壁材は、1階は全部、工務店が独自に仕入れているという天然漆喰。やさしい白さが家具や雑貨を引き立てます。床材は工務店オリジナルのパインの無垢材です。落ち着きのあるオークカラーの自然塗料で着色。ダイニングテーブルは、群馬県高崎市の「GEORGE PORGIE Modern」で購入。ベンチや椅子なども、同じ店でそろえました。屋内のドアは全部、無垢材。サニタリーに続く引き戸には、チェッカーガラスの窓をつけてもらいました。

キッチンとLDの距離が近いので家族の様子を見ながら料理できるのが幸せ!「ウッドワン」のキッチンもオークカラーで統一感を。板張り風の床材は店舗用のクッションフロアです。

雑貨が似合うキッチンカウンターは、長年の憧れ。コンロ前の小窓や、食器棚の格子戸も作ってもらいました。

バックカウンターも造作。パイン材で作ってもらった板壁は、ぜひとも実現したかったことのひとつです。約6000円/㎡。板壁につけた3段の棚のおかげで、ダイニングからの眺めも可愛く。

私が考えていたのはカフェのような家。アンティークが似合って、ちょっとごちゃっとしているのが理想です。また、私も息子たちも肌が弱いので、自然素材の家というのも決め手でした。マイホームはまだ先と考えていた主人も、一緒にオープンハウスを訪ねるうち「どの家もおしゃれだし、いいねぇ」とどんどん乗り気になってくれて。

リビングはオープンに
一角にはアトリエも!

リビングは玄関ホールと隔てるドアもありません。家族が帰ってきたときも、すぐわかります。一角に念願のアトリエをつくりました。

小さな袖壁で仕切ったのが私のアトリエです。ほどよい間仕切りのおかげで、一人でゆっくりするのにぴったり。左の洋室は今は子どもたちの遊び場。いずれは母の部屋にします。

計画段階でやりたいことは工務店に全部伝えました。キッチンの板壁、子どもがラクに使える洗面台、私のアトリエコーナー、やがて実家の母が同居できる部屋……。そのうえで限りある予算に合わせ、削れるものを探すことにしました。

こだわって選んだパーツもお気に入り

エジソン電球とかさの組み合わせがレトロな玄関照明は近所の雑貨店で見つけたもの。

シンプルでいて存在感のある真鍮のスイッチプレートは「MATUREWARE」のネットショップで14472円。点灯場所の刻印も入れてもらいました。

洗面台の水栓は、「JODEN」のものに。

トイレのカッコいい鍵は主人が近くの雑貨店で購入しました。

1・2階とも
床は無垢のパイン材を選びました

玄関を入ると、左側に広いシューズクロークがあります。玄関にも漆喰を塗ったおかげで、嫌な匂いも感じません。自然素材のおかげで、肌の弱い私や子どもも元気よくすごせています。

2階へ上がる階段。階段下の収納につけた、家の形をした造作の扉は子どもたちに好評です。

子ども部屋は男子2人用と、娘用の2部屋。まだ小さいので机やベッドを置くのは先。

床を全部無垢材にするという希望はどうしてもあきらめられなかったので、2階の壁をクロスにして予算削減。リビングドアもやめました。玄関ドアに充分な断熱性があるので、なくても大丈夫と教えてもらったんです。照明やドアノブなどは施主支給に。

子どもたちが並んで使えるよう
サニタリーは広めにしました

収納もオープンにして、取り出しやすく。理科室っぽい洗面シンクは「TOTO」の実験用流しSK6。深さもあるので、洗濯物の下洗いもラクです。

トイレの中も漆喰壁と合わせて白で統一。上げ下げ窓もいいアクセントに。蛇口形のタオル掛けも可愛いでしょ。壁の下半分は、キッチンと同じ板を使って作ってもらいました。手を洗った水などが飛び散っても掃除がラク。

外壁材の
ちょっとクリームがかった白さが好き

家の外壁も、施工会社が扱っている天然漆喰の塗り壁です。小窓がアクセントの木製玄関ドアが塗り壁によく合います。枕木を並べたアプローチは主人が施工しました。

いちばん費用を抑えられたのが外構です。「できることは自分たちでやろう」と、ウッドデッキ、アプローチ、物置などは自力で作ることに決めました。工事中は毎日通い、大工さんにいろいろ完成したわが家は、すみずみまでお気に入り! 私たちで選んだパーツもいいアクセントになっています。庭の物置も最近ようやく完成したので、次は自転車置き場の屋根や菜園をつくる計画中。キッチンやアトリエコーナーから子どもたちの遊ぶ姿を見つつ、この家を建ててよかったなと実感しています。

M Y  H O M E  D A T A
竣工年月/ 2017 年6 月
マイホーム取得年齢/夫38 歳・妻33 歳
取材時の家族構成/夫婦+子ども3 人
建物価格/約1617 万円
延べ床面積/ 108.06㎡(32.68 坪)
(1階/ 55.89㎡ 2階/ 52.17㎡)
構造・工法/木造2階建て(2 × 4 工法)
坪単価/約56 万円
施工/株式会社アットナチュレ

At-Nature/株式会社アットナチュレ

埼玉県坂戸市山田町12-4
TEL:049-227-3331
公式サイト:https://at-nature.co.jp/ 
Instagram:@at_nature
Facebook:@atnature

 

この工務店の施工例の記事はこちらから>

 

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