内装にこだわり古道具が似合う長く住んでも飽きのこない家

Comehome!
2021.02.11

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

<花房香織さんの家>
結婚して以来、長らく社宅住まいだった私。漆喰の壁にヘリンボーンの床、タイル張りのキッチンから見えるのはお気に入りのヴィンテージ家具――。インテリア雑誌を見ては思いをつのらせ、いつか家を建てるなら、内装のすみずみまでこだわった住まいにしたいと思っていたんです。

LDKの壁はタイルや漆喰 、サンルームの床はヘリンボーンと 、場所ごとに好きな素材を取り入れました。ダイニングテーブル&チェア は、岡山の「アクシスクラシック」で見つけた G-PLAN のヴィンテージテーブル。椅子は「アーコール」のもの。 塗り壁材は「フォルカ」オリジナル漆喰。アンティーク家具に似合うあたたかみの あるアイボリーに。4500円/m²。 無垢パインの床材には、ドイツの自然塗料のオスモカラーを、工務店が独自に調色したものを着色。

サンルームは子どもが勉強したり 、私がパソコン作業に使ったりします。窓は木と樹脂を合わせたもの。照明は 「アクシスクラシック」で 見つけた 、陶芸作家の西村昴希さん作のシェード。手作りの雰囲気がお気に入り。

対面キッチンからの眺めはお気に入りの風景。右のアーチ形の壁がサンルーム、左にはサニタリーがあります。サンルームや吹き抜けのおかげで明るいLDKに。日中は照明いらずで電気代の節約にもつながっています。フレームを飾る壁が欲しくて、ダイニングの1面だけ合板を張り、グレーに塗装。ネジを打てて便利。

スケルトンタイプのリビング階段。踏み板面の端に雑貨を飾りたくて、このデザインをリクエストしました。

3人目の子を授かったのを機に、家づくりをスタート。 すべて盛り込むには予算が足りないとわかったとき、削ったのは内装材ではなく部屋数でした。来客用の和室があってもいいなと思ったけれど、 それよりも内装にこだわった家づくりを優先したくて。「フォルカ」はアドバイスが的確で、私たちの希望を予算内でいかに実現できるか、親身に相談に乗ってくれたんです。 内装はイメージしたそのものに。部屋数は減ったけど、 LDKには吹き抜けやサンルームをつくることができたので、広さや開放感は充分満足のいく家になりました。

作業スペースが広い II型キッチンをオーダー 

作業スペースを広くとりたくて 、シンクとコンロを分けてII型キッチンに。家族 一緒に料理を楽しめます。 レンジフード は「アニーズ」のアルコローレの丸みのあるデザインが気に入って選びました。リビング側からの眺めも素敵。 壁のタイルは、憧れだった凹凸感のあるサブウェイタイルに。「名古屋モザイク工業」のマシアEK-F 3000。8000円/m²。

キッチン脇のパントリーは 、あえて扉をつけないことでコストダウン&動線もスムーズ。冷蔵庫も隠せて一石三鳥でした。

子供部屋のクロゼットは扉なしに 

ハンガーポールと棚板1枚だけを造作し、洋服をかけて収納できるように。小物は手作りした木箱に入れました。床材はLDKと同じ無垢のパイン材。足触りがやわらかいから 、子どもたちも素足で気持ちよさそうにすごしています。 クロゼットの1面だけ 、壁紙を張りました。色はカーテンと合わせ 、紺色の「リリカラ」LW-7081をチョイス。

3歳と1歳の下の子2人はともに女の子なので2人1部屋に。クロゼットの壁紙に合わせて 、カーテンもピンクに。クロゼットの1面にはピンクの壁紙を張りました。「サンゲツ」FE 4002は色鮮やかできれいです。

希望のものが予算の都合で取り入れられなくても、よりいい方法が見つかることを「フォルカ」が教えてくれました。 たとえば、子ども部屋のクロゼット。材料費を抑えるために扉をつけず、中にカラー 壁紙を張りました。すると、 出し入れがラクなうえ、可愛くなったんです。ヘリンボーンの床もどうしても取り入れたかったけど、家全体だと予算内に収まらなくて。でも、サンルームの部分だけにしたら、かえって引き立ちました。

洗面台はすぐに行ける場所に

子どもたちがすぐに手を洗えるよう、LDK内に洗面台を配置。右のドアはトイレに、左は脱衣場につながります。 洗面台の下には扉をつけず、木箱に ドライヤーなどを収納しています。

壁のタイルは、オークションで格安で見つけたデッドストックのタイルを施主支給。 レトロな感じになってお気に入りです 。手洗いボウルは「KOHLER」のもの。

玄関のたたきには石を敷いてもらいました

「フォルカ」のモデルハウスを見てひと目ぼれしたのが石を敷いたたたき。18000円/m²。土間っぽい懐かしい雰囲気になりました。

三角の切妻屋根で外観が可愛く

外壁は「フォルカ」オリジナルの漆喰。庭の植栽はこれからの楽しみです。 ウッドデッキは私の父と主人が基礎から手作り。屋根だけは工務店の造作。洗濯物を干したり 、お茶を楽しんだりしています。

また、DIYにも挑戦。予算オーバーで2階にベランダを設けるのを断念したので、ウッドデッキを手作りしました。2階に上がる必要がないから、洗濯動線の向上につながるという思わぬ利点も。2 階の床には自分たちで保護剤を着色。節約になったけど、 それ以上に家への愛情が深まったのがよかったです。 それを機にパパもDIYにハマり、家具も製作。夫婦共通の趣味ができたことで、家族の絆もより深まりました。 

MY HOME DATA
竣工年月/ 201510 
マイホーム取得年齢/30歳・妻29 
取材時の家族構成/夫婦+子ども3 
建物価格/2350万円 
坪単価/67.7万円 
延べ床面積/104.36m²(31.56 ) (1 / 57.78m² 2 / 46.58m²) 
構造・工法/木造 2階建て(2 × 4 工法) 
施工/株式会社フォルカ

086-805-2560 岡山県岡山市南区新保 679-14 
http://www.folka.jp 

 

株式会社フォルカ

岡山県岡山市南区新保 679-14
TEL:086-805-2560

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