家を建てる前に知っておきたい!基本の流れ

Comehome!
2022.02.07

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

注文住宅の場合、家を建てることを決めても、住み始められるまでに実は1年以上もかかります。しかも、土地を決めたり、間取りやデザインを考えたり、ローンを選んだりと、やることはたくさん。混乱しないように、まずは全体の流れを把握することが大切です。そこで、岡山の工務店「フォルカ」の二級建築士・福永浩子さんに、家づくりのスケジュールを聞きました。

そのほかの家づくりの基礎知識の記事は、こちらより。

1情報収集・資金計画

まずはどんな家を建てたいか、どんな暮らしをしたいかなど、家のプランを家族で話し合いましょう。雑誌やSNSなどを活用して、家のデザインや間取りを漠然と考えながら、気になる建築会社に資料請求したり、見学会に参加します。見学会は家づくりの進め方や会社の雰囲気を見るためなど、具体的に決まっていなくても、積極的に訪れることが大切。
また、資金の計画も必要。自己資金や毎月のローン返済可能額、両親からの援助などをあらかじめ検討しておくと、家にかけられる予算をイメージしやすくなります。

・家のイメージを考えながら、かなえたいことに優先順位を決める。
・ローン返済可能額を考える。

2建築会社と打ち合わせ

依頼したい建築会社が1~3社に絞れてきたら、大まかな家の図面(間取り図)を描いてもらいます。ここでポイントになるのは、土地の候補を決めておくこと。まだ購入する必要はないですが、希望を盛り込んだプランをつくるためです。

・依頼したい建築会社を選ぶ。
・住みたい場所を絞り、土地探しを開始する。

3見積もり

建築会社との打ち合わせがふえてくると、図面をもとに具体的な間取りやデザインを決めて、概算見積もりを依頼して、だいたいの費用を算出してもらいます。予算オーバーしていたら、広さや部屋数など、プランの見直しが必要。

・より具体的な家のデザインや間取りを考える。
・概算見積もりを依頼する。

4契約

建築会社を1社に決める時期。依頼することが決まれば、設計契約を結び詳細設計をつくってもらいます。それをもとにコンセントの位置や建材選びなど、細部の打ち合わせを進めます。住宅ローンの借入先の検討もこのころまでに。工事内容が決まり、必要な書類を提出して申請を行い、工事請負契約をします。この契約後、ローンの正式な申し込みを行います。契約後のキャンセルは手続きが大変なうえ、お金も関わるので、後悔がないように慎重に。

・依頼したい建築会社と契約する。
・ローンの申し込み。

5着工

いよいよ工事の始まり。地鎮祭、地盤改良、基礎工事、上棟、木工事、仕上工事という順に進みます。この間、家の様子を見に行って細かな仕様は目で見て確認を。大工さんに差し入れしてコミュニケーションをとるのもおすすめ。

・着工前に、近隣へあいさつをする。
・地鎮祭を神主さんに依頼する。
・工事中には現場もチェック。

6引き渡し

工事が無事終わったら、建築会社の担当者や工事責任者とともに仕上がりを確認。建材のメンテナンス方法や、設備機器類の取り扱い方法について説明を受けます。問題がなければ、鍵をもらい、晴れて引き渡しになります。

・引っ越しをする。

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