家の真ん中にあったサニタリーを移動して開放的なLDKを実現した家【兵庫県】

Comehome!
2022.10.11

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

希望していた実家の近くでは中古物件が見つからず、2駅離れた場所の物件を選んだ大関さん。家の中心にサニタリーがあり、LDKと洋室が分断されていましたが、リノベーションして大きなLDKを手に入れました。明るく開放的に生まれ変わった住まいではパン教室をするのが夢だそうです。

この記事は『リノベーションでかなえるカッコよくすっきり暮らせる家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。

【大関さんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/39年
間取り/2SLDK→2SLDK
延べ床面積/76.7㎡(1階40.3㎡ 2階36.4㎡) 
物件購入価格/約1480万円
リノベーション費用/1300万円
リノベーション面積/76.7㎡
施工/G-FLAT

間取り変更アイデア

真ん中にあったお風呂を北側に移動して
広々したキッチンを作りました

1階の中心にあったトレイとお風呂をLDのあった北側に移して、南の洋室をLDにしたらぐっと明るく。キッチンとは窓付きの壁で仕切って。

欲しかった業務用ステンレスキッチンが予算に合わなかったので、「サンワカンパニー」のオッソに。

作業台は厨房機器のネットショップ「安吉」で買った施主支給品。

 学生時代から古道具好きだった私。家を探すとき、新築よりもリノベーションのほうが好みの家づくりができそうと、中古物件を選びました。施工会社が見つけてくれたのが、築39年のこの家。すでにリフォーム済みで売りに出ていたので、生かせるところは残して、コストを抑えることができたのはラッキーでした。
 ただ、1階の間取りは大きく替えました。家の真ん中にお風呂があったのを北側に移動し、キッチンを暮らしの中心に。というのも、私はパン作りが趣味で、いつかはパン教室が開けたらという夢がるんです。発酵器やオーブンの置き場所を設けたり、大きな作業台を導入したりして、環境を整えました。
 パンを作るときは集中したいから、LDとキッチンの間に壁を設けて。小窓をつけたことで圧迫感もなく、リビングといい距離感が保てます。

キッチンとの間に建てた壁には、ダイニング側にカウンターを造り付けてもらいました。

間口が狭く細長い建物だから、リビング、ダイビング、キッチンと縦に配置。キッチンの奥が洗面所と浴室です。

パントリーと収納を設けたので
玄関や洗面所も生活感が出ずすっきり

洗面台下は扉をつけずにコストダウン。ドライヤーや洗剤は洗濯機の上につけた棚に収納。

 キッチンにお金をかけたぶん、2階はできるだけ既存のものを生かしてコストを抑えました。納戸やトイレはそのままにして、12畳の洋室だけ子ども部屋と寝室に分割。あとは壁紙と床材を張り替えるだけで済みました。入居前のリフォームの際、天井板をはがして、梁を現しにしたようで、それもいいアクセントになってよかったです。
 少し悩ましいかったのが、1階に収納が少なかったこと。そこで、細長かった廊下を分断して玄関とキッチン側に振り分け、それぞれ壁越しに収納をつくってもらうことに。扉はつけず、開口にアールをつけてカーテンで目隠ししました。食品のストックや洗剤など、ごちゃつきがちなものもすっきりしまえます。
 小さな家だけど、私たち家族にはちょうどいい広さ。予算的にも、新築じゃなくて中古住宅のリノベを選んだからこそ、私たちの身の丈に合ったスタイルにできたね、と夫と2人で喜んでいます。

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