「マルニ木工」のマルニ60のソファが似合う高原のコテージ風の家【兵庫県】

Comehome!
2022.10.18

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

松田さん家族が暮らすのは、高原のコテージのような平屋。前の家主さんのセンスが要所要所に発揮された物件で、木製家具や木の窓枠など、46年経ちますが、今でも十分に生かせる箇所がいっぱい。そんな松田さん邸を詳しくご覧ください。

床はパインの無垢材を手配してもらい、夫が張りかえました。表面積の広いLDKの壁は珪藻土風の壁紙に。

リノベ前の様子はこちら

8年人が住んでいなかったから内装はボロボロでしたが、全体にセンスのよさを感じました。

木製家具や建具はまるで北欧家具みたいな味わい。庭に面した大きな木枠の窓にひと目ぼれ。

この記事は『リノベーションでつくる 古さを生かしたレトロな家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。

【松田さんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/46年
間取り/4LDK→3LDK
延べ床面積/95.56㎡ 
物件購入価格/2260万円
リノベーション費用/1000万円
リノベーション面積/95.56㎡
施工/g-flat

間取り変更のアイデア

LDKの天井板を抜いて出てきた梁をペイント、壁紙の張り替え。キッチン入れ替え、薪ストーブ取り付け、造作家具の移設、洗面台、浴槽、トイレ入れ替え。

センスよく建てられた家のよさを
できるだけ生かしました

壁には化粧パネルを張り、流し台は入れ替えました。吊り戸棚は工務店のアドバイスで残し、ペイントし直して使っています。

「IKEA」のセミオーダー品。コンロは「ハーマン」のプラスドゥ。趣味はお菓子作りにはガスオーブンが必須。

DKとリビングを1つの空間にまとめました

ふすまで仕切られていたDKとリビングをひと間に。ごはんを作っていても、リビングで遊ぶ子どもの様子がわかるから安心。

桜の木でできた古い食器棚は、もとの家主さんが茶道具入れとして使っていたものを譲り受けました。

木の窓枠なんてめったにないから貴重です。少々のすき間風はがまん!

 夫婦ともに古いものが好きで、肩ひじを張らず自然体で暮らすのが理想でした。そんな私たちだから、住宅展示場に行って新築を見てもピンとこなくて。そのうち、中古住宅に手を加えて、魅力を上げていくリノベーションのほうが、向いているんじゃない?って考えはじめたんです。業者まかせじゃなく、自分たちも施工に参加できる会社を探して出会ったのが「G-FLAT」。一緒に物件探しから始めて、この家を見つけたときはみんな大興奮! 木製の窓枠やドア、造り付けの家具まで、建てた人のセンスと心意気がひしひしと伝わってきて。この魅力を最大限に生かしたリノベーションにしようって、意見が一致しました。
 床や壁を張り替え、キッチンや水まわりは入れ替えたけど、家具や吊り戸棚はそのまま。少し手を加えるだけで、こんなに素敵に生まれ変わるなんて、うれしい驚きでした。

のびのびした高い天井や木の窓枠を生かして

まるで旅館のような雰囲気だった広縁は子ども部屋の中に取り込んで、書斎コーナーに。明るい窓辺は家族みんなのお気に入りです。

もともと造り付けだったデスクコーナー。天板をのせてゆったりと使えるようリメイクしました。

 もともとは夫は、トンカンと木工したり、ものを作ったりするのが好きな人。だから、わが家のリノベーションもできるところは自分たちでやろうと、床張りは夫が担当し、ペンキ塗りは私も参加することに。こんな大がかりな作業は初めてで大変でしたが、苦労したぶん愛着はひとしお。私はたまには、カラフルなものにひかれることもあるけど、この家に似合わないものは置かないと決めています。ダイニングテーブルは夫が手作りしたもの、ソファは木枠にフェイクレザーの「マルニ木工」のマルニ60を選択。薪ストーブも、装飾がないすっきりしたものを選びました。
 もとの家主さんは、この家は壊すしかないのかしらって嘆いていたそうで、こんなふうにきれいに生まれ変わったことをとても喜んでくださいました。これからも長く住みつづけるために、大切な暮らしをしたいなって思っています。

玄関ドアは夫の幼なじみの建築デザイナーにデザインを依頼

靴箱は既存のものをそのまま使用。壁のフレームは刺しゅうの大作で、この家のもとの家主さん作品です。

寝室の床はパイン材に張り替え

かつて床の間だったスペースに、手持ちのドレッサーがすっぽり納まりました。照明もシンプルに。

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