126㎡の古民家をリノベーションして夫婦2人がまったりすごせる家に 【後半】

Comehome!
2022.12.18

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

立派な銀杏の木がある神社やのどかな畑の風景が広がる場所に建つ橋口さん邸。ほかに見学した古民家はなんだか暗くて怖かったけど、この家はのびやかで明るい雰囲気だね、と夫婦ともに気に入って購入を決めたそう。古民家カフェのようなまったりした雰囲気が漂う築60年のリノベーション住宅をご覧ください。

樺の床材は足触りが心地いい!

地元メーカーの展示会で見て決めた15cm幅のバーチフローリング。表面がデコボコしていて足触りがいいんです。

この記事の前半はこちらより
この記事は『リノベーションでつくる カッコよくて心地いい家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより

間取りの変更アイデア

主なリノベーション箇所/間取り変更、玄関の位置移動、天井を抜いて梁を塗装、床の張り替え、壁紙の張り替え、キッチンの入れ替え、薪ストーブ取り付け、建具の移設、洗面台を造作など。

存在感のある梁をリビングの主役に

杉材の梁は磨きをかけたあと主人が塗装を担当。和っぽくなりすぎないよう家具や照明でバランスをとりました。

古い建具も生かしました

かつてキッチンの入り口にあった引き戸は脱衣場の戸に。古い模様ガラスの懐かしい雰囲気がお気に入りです。

2階の梁は磨きをかけただけで、もとの色を生かしています。

納戸からLDKへ階段の位置を移動して
2階と行き来しやすく

2階はもともと納屋から出入りしていたので、LDKから上がれるよう階段と手すりをつけました。小窓を設けたことで、明るい空間に。

もとは倉庫だった2階は天井板を抜いたことで、落ち着ける寝室になりました。私はここでミシン作業もします。

古い建具や木の窓枠が魅力
建物価格500万円という金額面もありがたくて

 主人はキャンプやバイクなどのアウトドアが好き。私は古い家具やインテリアが好きで、結婚当初から「古民家に住んで暮らしを楽しみたいね」と話していました。ただ、家探しは10年スパンで考えていたから、すぐに理想の家が見つかったのは予想外でした。この家を購入する決め手になったのは、趣のある木の窓枠や建具。これらを生かして好きな家具を組み合わせたら、古民家カフェみたいな雰囲気になるかもと、夢が広がって。何より広さや金額も魅力的で、予算内に収まりそうと、思いきって決めました。
 工事を始めてさらにびっくり。天井板を抜いたら、立派な梁が現れたんです。ほかにも雨戸や障子など、使えるものは最大限に利用。樺の木の床や薪ストーブなど、お金をかけるべきところと抑えるところをうまく調整することで、古さと新しさがミックスした居心地のいい家になりました。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ