業務用の流し台と水屋箪笥がバランスよくミックスされた カフェのようなキッチンがある家【前半】

Comehome!
2023.01.01

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

〈松山 万葉(まよ)さんの家〉
一級建築士の資格をもつ松山さんが、自ら間取りや家具配置を考えたマイホーム。こだわったのは、家事や育児がしやすい生活動線でした。業務用の家具を取りいれたインテリアにも注目してご覧ください。

この記事は『30代夫婦が建てたナチュラルな家 家時間にこだわる人の住まい15軒』より抜粋しています。
その他の施工実例はこちらより

キッチンはカフェの厨房をイメージして
業務用品を採用
ステンレス素材は清潔感があって
お手入れもラクです

モルタルの壁に業務用の収納棚や作業台を組み合わせたキッチン。造りがシンプルなのでお手入れもラク。

収納棚や作業台はステンレス素材に統一しました。流し台は工務店の造作で、面材は古材と相性のいいラワン材。

古道具店「古福庵」で買った水屋だんす。モルタルの天板には「toolbox」で買ったオーダー品。料理や配膳にも役立ちます。

キッチンの隣にはパントリーを配置。中に入って右に進むと、勝手口につながります。

キッチンのカウンターの隣に小さなスペースを設け、壁づけ机を用意。パソコン作業にちょうどいい場所です。

無垢材を敷いた床は子どもたちもお気に入り

自然素材をふんだんに取り入れたLD。コーヒーを飲みながらこの景色を眺めるのが、何よりの至福です。

リビングの天井には「メルクロス」のメーヴェ・シーリングファンライトを。インテリアに映えるよう、無機質なものを探しました。

リビングに設けた小上りは
遊び場にも収納にも役立っています

小上がりは子どもが昼寝したり、遊んだりするのに便利。クロゼットや床下収納には、おもちゃやおむつを収納。

小上がりの床はパーケットフロアに。教室の床のような懐かしい雰囲気が素敵。

家具を自分たちで探したおかげでコストダウンに

 家づくりで、どうしても取り入れたかったのが業務用の家具。特にキッチンはカフェの厨房ような雰囲気にしたくて、ステンレス製の業務用品を自分で探しました。カッコいいカフェを参考に、壁にはモルタルを塗り、水屋だんすをカウンターとして採用。キッチンに立つたびにカフェ気分を味わえます。玄関やサニタリーの収納もほとんどが業務用品。家具を自分たちで探したことがコストカットにつながり、そのぶんの費用を断熱材などの機能面にまわすことができたのもよかったことです。
 施工をお願いした「いろは工務店」は、施工例が好みだったことはもちろん、自然素材にこだわった家づくりが決め手でした。無垢材を使った床がとにかく気持ちよくて、スリッパの存在をつい忘れてしまうほど。子どもたちもこの家をすっかり気に入って、家じゅうを走りまわったり、小上がりで昼寝したり。家族の楽しそうな姿を見られるのが、何より幸せです。

MY HOME DATE
竣工年月/ 2021年6月
マイホーム取得年齢/夫31歳、妻31歳
家族構成/夫婦+子ども2人
建物価格/約2337万円
延べ床面積/ 104.34m² (31.56 坪 ) ( 1階/ 52.17m² 2階/ 52.17m² )
構造・工法/2階建て ( 木造軸組工法 )
施工/株式会社いろは工務店
坪単価/約74万円
☎ 0742-26-7111
奈良県奈良市西木辻町200-23
https://www.iroha-koumuten.com/

この記事の後半は1月2日11時公開予定

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