ウォールデコが似合う、パリの古いアパルトマンのような注文住宅(前半)

Comehome!
2023.01.24

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

〈深沢 元さんの家〉
好きなものに囲まれて暮らしていたいと考えていた深沢さん。家事効率と生活動線を優先したい奥さんとの好みを、いかにバランスよく取り入れるかが家づくりでの課題だったそう。二人のこだわりを調和させて、家族みんなが快適にすごせるマイホームを目指しました。

この記事は『30代夫婦が建てたナチュラルな家 家時間にこだわる人の住まい15軒』より抜粋しています。
その他の施工実例はこちらより

LDKの壁には珪藻土を塗りました
古い家具や照明が真っ白で表情のある壁に映えて
インテリアショップにいるよう

珪藻土の塗り壁にウォールデコが映えるリビング。垂木を生かした天井が空間のアクセントになっています。

ヴィンテージの家具や照明がなじむスタイリングも必見

テーブルやガラスキャビネット、ランプシェードなど、LDKにはヴィンテージをふんだんに取り入れました。

植栽が望める大きな窓はまるでアートのよう

アイアン枠の滑り出し窓で、インダストリアルな雰囲気に。窓の外に見えるのは、シンボルツリーのシマトネリコ。

キャビネット式のバックカウンターを造作

シンプルなキッチンは照明をアクセントに。手前のインダストリアルな照明は「ホロフェーン」のヴィンテージ。

憧れていたのはパリの古いアパルトマン

 好きなものに囲まれて暮らしたい派の僕と、家事効率と生活動線を優先したい妻。二人の好みをいかにバランスよく取り入れるかが、家づくりのいちばんの課題でした。
 僕が憧れていたのは、パリの古いアパルトマン。天井が高く窓も大きくて、素材一つひとつに表情がある、築100年以上たつオスマニアン建築のような家をイメージしていました。なので、中古物件を手に入れてリノベーションすることも考えましたが、いい物件になかなか出会えず、新築を自分好みにデザインすることに決めました。
 ウォールデコを存分に楽しめるよう、リビングの壁は広めに確保し、珪藻土の塗り壁に。流し台の前面にはアンティークレンガを積み、白く塗ってキッチンカウンターにしました。大きくとった窓からは風が吹き抜けるので、リビングにはさわやかな風が通ります。こだわって選んだアートや家具も映えるし、理想の家になってうれしいばかりです。

MY HOME DATE
竣工年月/ 2017年11月
マイホーム取得年齢/夫39歳、妻35歳
家族構成/夫婦+子ども2人
建物価格/約2980万円
延べ床面積/ 96.90m² (29.31 坪 ) ( 1階/ 47.22m² 2階/ 49.68m² )
構造・工法/2階建て ( 木造軸組工法 )
設計/こぢこぢ一級建築士事務所
坪単価/約99万円
☎045-482-4792
神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-23-7
プラザビル倉木206号

この記事の後半は1月25日11時公開予定

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