キズがつきにくい壁紙や猫用ののぞき窓。猫が暮らしやすいアイデアを詰め込んだ注文住宅

Comehome!
2023.02.26

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

〈Tさんの家〉
愛猫のいるTさんが建てたのは、猫も暮らしやすいマイホーム。完成した住まいは、本棚からカーテンシェルフ、飾り棚へ渡れるキャットウォークがある完全猫仕様に。ほかにも、階段にのぞき窓をつけたり、傷がつきにくい壁紙をセレクトしたり。愛猫をかたわらに、ゆっくり読書をするのがなによりの楽しみなんだそう。

この記事の前半はこちらより
この記事は『30代やりくり上手な夫婦が建てたナチュラルで心地のいい家』より抜粋しています。
その他の施工実例はこちらより

猫の爪が引っかかって傷めてしまわないよう
キズがつきにくい壁紙をセレクト

壁紙は塗り壁風に見えて表面がツルッとしたもの。爪がひっかかりにくいから、猫が傷めることもありません。

標準仕様のシステムキッチンは扉を白に塗装。造作のバックカウンターは、ゴミ箱のサイズに合わせています。

猫仕様は階段や寝室にも

リビングの階段下は猫トイレコーナー。中の床はクッションフロアです。壁には猫用ののぞき窓を作ってもらいました。

アイアンの手すりは折れ階段の内まわりにつけています。外まわりにくらべて部材の量が半分以下で済み、コスト低減に。

寝室を含めて2階の床はクリア塗装のパイン材。寝室では壁の1面だけエメラルドグリーンの壁紙をセレクト。

オレンジの屋根がやさしい雰囲気をプラス

やさしい白の外壁と門柱は「カントリーベース」Sto塗り壁工法仕上げ。アプローチの枕木と水場はデザインコンクリートです。

室内の内装も家具に合わせて決めていきました

 猫仕様はキャットウォーク以外にもいたるところにあります。階段は途中にのぞき窓をつけ、下は猫トイレ置場に。膳板や柱、キッチンカウンターの天板は爪でひっかいても目立たないようエイジング。キッチンシンク脇には猫が座る台まであるんですよ。1階に費用をかけたぶん、2階の床材や壁紙はローコストな建材にして予算をコントロール。窓枠に化粧板をつけないようにしたことも、部材費のカットにつながりました。
 家具は「樹の蔵」が営む雑貨屋でセレクト。シンプルでナチュラルなデザインが気に入り、室内の内装も家具に合わせて決めていきました。今は、愛猫のおさむが楽しそうに駆けまわるこの家で、ゆったり本を読んですごすのが、いちばんの心なごむ時間。来年誕生する第一子が、やがて無垢の床の上で、猫と仲よく遊んでくれる日を心待ちにする毎日です。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ