調理道具は厳選して よく使う場所に配置【料理がラクになる台所のつくり方。(PART1 後編)】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
前編の記事でご紹介した、宮内さんのキッチン。手作りのだしやたれを常備したり、セイロの活用など、“料理がラクになる”工夫を教えてもらいました。本日の後編は、毎日の料理で使う道具選びや使い方、収納についてのお話です。
この記事は、Come home! vol.65より抜粋しています。
道具の使い勝手の悪さは負担になるから
お気に入りの道具を厳選して
数をふやさないようにしています
取りやすい場所に並べておけるように
〈宮内真琴さん〉
セイロや飯台、おひつは、洗ったあとに換気扇の上に置いてそのまま乾燥させます。収納も兼ねれば片づけもラク。
塩、 砂糖、スパイス類は中身がわかるガラス瓶に入れ、コンロ脇の窓辺を定位置に。
道具選びで大切にしているのは見た目。お気に入りなら洗うのも楽しいし、台所に並ぶ姿を眺めるだけでうれしくなるんです。ただ、いくらおしゃれで素敵でも、使いやすくないものはダメ。たとえば一時期、調味料をほうろう容器に入れていたんですが、中が見えないと作業が止まってしまって。 何が入っているかひと目でわかる道具が私にはいいんだと気づき、ガラス瓶に替えたらリズムよく調理できるようになりました。
毎食使うざるや愛用のマッコリカップは流しの前の窓辺に。ざるはかけてしっかり乾燥させます。
収納にもひと工夫。流し台の前にフックをつけて、 毎食使うざるはかけて収納。このざるで米を研ぎ、炊いている間にお味噌汁を作り、ざるで洗った野菜をセイロで蒸すといった具合で、スピーディに作業できるんです。
包丁類もパッと取れるよう、マグネットバーにつけています。
自然素材のざるやかごはキッチン入り口に。吊るした姿も可愛くて。
正島克哉さんの片手土鍋は深さがあり、ちょっとしたゆで物にも便利。
四角い水きりかごが好きじゃなくて、洗い物が嫌になってしまったときに見つけた鳥井金網工芸の丸い水きりかご。
見た目も涼しげなクリンスイのガラス浄水器。料理や毎朝沸かすお湯もこの水で。
コーヒーやお茶の道具をまとめて置ける棚をDIY。ここでお茶をするのが癒やしです。
家族が手伝いやすいようお茶碗、はし、カトラリーはまとめてオープン収納。
引き出し内はきっちり としたルールを決めず大雑把な収納に。これなら私がいないときも家族がしまってくれます。
こんなふうに、使いやすいお気に入りをよく使う場所に置くよう工夫したら、ご飯を炊く間に夕食作りを終えられるように。あんなに嫌だと思っていた料理も、今では家族のおいしい笑顔を見られる幸せな家事だと思えています。
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