フラワースタイリストに教わる花と器の最良の組み合わせ(1)

Comehome!
2025.03.05

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

住まいをシンプルに整えた結果、花を飾る楽しみに目覚めたという話を最近よく耳にします。花のある暮らしを楽しむには花に合った花器を選ぶことも大切。色、形、素材もさまざまな器と季節の花の最良の関係をフラワースタイリストの増田由希子さんに教わりました。

 

バラ × 色付きの花器

華やかで愛らしい印象のバラ。
ブルーやグレーの花器と合わせると色の対比でカッコよく飾れます


幾重にもなる花びらが可憐なバラ。可愛らしいアレンジが苦手な場合は、花器と花の色を対比させるとカッコよく飾れます。花器は湖や海のブルー、石のグレーなど、自然のなかにある色を選んで。くすみや濃淡があり、マットな質感のものほどよく合います。

主役の花をいけたら、バランスをみながら花を足します。左の花は茎を長めに切って枝垂れるように。一輪挿しのほうは細い茎を強調して。自然に咲く様子をイメージしながら。


咲き方主役の花から飾って
咲き方、大きさ、色などを見て、主役にしたい花を1輪選び、まずはその花からいけます。素敵に見える位置や角度を決めてから、ほかの花を足していって。

 

マーガレット × 脚付きのガラスベース

白く清楚なマーガレットは緑の茎の美しさも眺めて楽しめるよう
ガラスベースにたっぷりいけて


マーガレットは、ボリュームたっぷりの花束にして飾るのが素敵です。お値段も手ごろなので挑戦しやすいはず。

茎はひょろりと細い印象ですが、根元のほうは太くストンとしているので、ここも見せどころ。下のほうの葉はハサミでカットしてすっきりさせ、茎を交差させてガラスの花器にいけます。テーブルの上に置いて眺められるよう、脚付きの花瓶を選んだのもポイント。水は毎日替えると花が長もちしますよ。


茎はツイストさせて
水に浸かる部分の葉っぱは花バサミでカット。茎を交差させながら花束を作ります。交差させた部分を麻ひもで結んでおくと、 水替えのときバラけません。

 


増田由希子さん
フラワースタイリスト。NHK文化センターで講師を務めるほか、『花1本から素敵に飾るはじめてのフラワーレッスン』(家の光協会刊)『花とお菓子』(立東舎刊)など著書も多数。

 

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