自社製造だからこそできるアイデアと手間暇をかけて実現した【”VENT”シリーズ】のリビングボード
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
今月のデイリー連載「令和の家具事典」の担当は、岡山の老舗家具メーカーから生まれた人気家具ブランド・モモ ナチュラル。トレンドに左右されない普遍的なデザインが魅力で、長く愛用できる家具が揃っています。13回目はVENTシリーズのリビングボードについてです。
空間に馴染む存在感 – リビングボード –
アイテムごとに木目を使い分けることで、使う人それぞれの暮らしにフィットするような工夫と、自社製造だからこそできる、アイデアと手間暇をかけて実現したVENT(ヴェント)シリーズ。オーク材の持つまっすぐ美しい柾目や表情豊かな板目など様々な木目の個性を活かしながら、使い手に合わせてニーズを満たすことのできる家具を試行錯誤しながら実現しました。
リビングスペースの中でソファほどの主役ではないけれど、リビングボードは空間の印象を大きく変えるアイテム。テレビボードとしてテレビを置くだけでなく、収納やお気に入りのモノを飾るディスプレイスペースとしても活用できる家具は、暮らしに馴染む安心できるものを選びたいものです。
突板の秘密 – VTシリーズ
VENT SIDE BOARD 170HI (VT-29) +ROUND LEG W1700×D410×H665㎜ ¥102,000
VENT-VTシリーズのリビングボードは、オーク突板を使ったオーク材の風合いをたっぷりと堪能できるアイテム。突板は木材を薄くスライスし、芯材に貼り付けた合板で、価格を抑えながらも木の風合いを愉しめるその技法は、北欧ビンテージ家具に多く見られます。モモ ナチュラルでは、木が本来持つ表情を最大限に活かすため、自社で突板を製作しています。また、ひご板と呼ばれる無垢の面材を木口に貼ることで丸みを出したり、各パーツの厚みを変えることでメリハリのあるデザインを実現しました。力強く、ハードな印象のオーク材の家具に少し軽やかにすることでどんな空間にも馴染む一台に仕上げています。
扉は、ジュート面と木のリバーシブルまたはガラスの2パターンから選ぶことができ、脚も木脚・スチール脚の5種類から選ぶことができるので、空間のテイストや用途に合わせて自分らしい一台をつくることができます。
長年の経験により実現した「巻き込み戸」 - TOP-FLAPシリーズ
VTシリーズでは扱っていなかったオークの柾目の無垢材でつくられるVENT/TOP-FLAPシリーズ。オークの柾目は、まっすぐ伸びる美しい木目が特徴です。柾目の板を使用することで、個性を持ちつつも落ち着きのある家具に仕上がります。
VENT T-F SIDE BOARD 160HI+HIGH LEG W1600㎜ D410㎜ H750㎜ ¥106,000
VENT-TOP-FLAPシリーズを特徴づける巻き込み戸は、開けたときに本体に沿ってカーブを描きながら収納される、北欧ビンテージ家具に多い仕様。モモ ナチュラルでは、一つ一つ異なる木目や濃淡のバランスを人の目で見極めながら細い板を組み合わせて作っています。また、さりげなく表情を加えているのが、モールディング加工された取っ手。前板にかぶさるように取っ手をつけることで影が落ち、家具全体にメリハリが生まれます。直接手で触れるものだからこそ、、オークの無垢材を強い央、取っ手が家具の表情を生み出してくれています。
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