憧れ家電「ミーレ」の食器洗い機を徹底調査！ 高機能や洗浄力だけじゃない、実はとてもエコな製品でした
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
資金計画、土地選びと家づくり計画が進行中のＯさんファミリー。間取りや内装、設備を考えるにあたり、どうしても見ておきたい食器洗い機があるそう。そこで訪れたのが「ミーレ」。体感してみると、よさは想像以上！ 自然派のママにうれしいお話も聞けました。
お話しを伺ったのは
「ミーレ」マーケティング部 鈴木さん
食器洗い機を見に「ミーレ・エクスペリエンス・センター 目黒」へ
鈴木さん：いらっしゃいませ。
パパ：こんにちは。食洗機を見にきたんですが、大丈夫ですか？
鈴木さん：はい、どうぞ。
ママ：高級感のある店内ね。掃除機や洗濯機もあるんですね。
100年以上の歴史をもつ、ドイツ生まれの老舗メーカー
鈴木さん：「ミーレ」は1899年にドイツで創業した会社で、来年でちょうど125周年を迎えます。「Immer Besser（常により良いものを）」をブランドプロミスに掲げ、クリーム分離器からはじまり、現在の生活家電へとつながっていきました。「ミーレ」製品の代表的な特徴が耐久性です。ほとんどの製品が20年の使用に相当する製品テストを実施してから出荷されます。もちろんメンテナンスは必要ですが、長く使っていただけることで、環境にやさしく、多くの方からの信頼を集めています。
ママ：へー、歴史ある会社なんだ。
鈴木さん：こちらが食器洗い機コーナーです。
ママ：うわー、おしゃれ。海外映画に出てきそう！
娘＆息子：ママ、あそこにキッズコーナーあるよ。遊んでもいい？
ママ：だめ、じっとしておいて。
鈴木さん：大丈夫ですよ。
ママ：すみません(汗)。走り回ったり、商品に触ったりしちゃダメだからね！ おとなしくしててよ。
でも、これでゆっくり見られるわ。
大容量の庫内。カトラリー専用のトレイは「ミーレ」が初
パパ：シンプルで高級感ありますね。庫内はどんな感じになっていますか？
鈴木さん：ドアを開けると、このような状態になっています。「ミーレ」の食器洗い機の代名詞とも言えるのがこのカトラリートレイです。細かく分かれた仕切りにたくさんのカトラリーを置くことができて、すみずみまでしっかり洗浄してくれます。その他に、２つのバスケットがあり、それぞれ茶碗や小鉢、鍋や大皿とサイズに分けて入れることができます。あと、バスケットはこうやって斜めにすることもできるので、大きな調理器具や食器を洗うときに役立ちますよ。
パパ：たくさん入りそう。バスケットを斜めにできるのもうれしい機能ですね。わが家は４人家族で、小皿をけっこう使うのですが、１度に全部洗うことはできますか？
鈴木さん：はい、大丈夫です。幅45cmと幅60cmの２タイプがありまして、幅45cnのタイプでも十分だと思います。量によっては、朝使った食器を入れておいて夕食後まとめて洗う、と１日１回の使用で済む場合もありますよ。わが家は幅45cmのものを使用していまして、このような具合です。
まな板、鋳物ホーロー鍋、大皿、ボウルも一度に洗うことができます。
カトラリートレイはこのような感じです。手洗いだと大変なピーラーもこうやって置いておくだけで洗えるので、助かっています。
３本のシャワーと温水によって、頑固な汚れもしっかり落としてくれる
パパ：こんなに入るんですね！
洗浄力はどんな感じですか？フライパンの油汚れとか茶碗にこびりついた米粒とかもしっかりとれるのかな。食器洗い機に入れる前に洗う予洗いが必要とも聞いたことあるけど、実際はどうなんですか？
鈴木さん：実際に洗浄しているところをお見せしますね。
「ミーレ」の食器洗い機は水から洗いはじめます。水から最大75度へと徐々に温度を上げて仕上げていくのですが、手洗いでは難しい高温洗浄ができますので、油汚れもしっかり洗浄してくれます。
洗浄するためのシャワーが３カ所ありまして、回転しながら上下から水が交互に出てきます。そのため、手が届きにくいコップの内側や水筒の中もしっかり洗うことができます。
ママ：すごいね。わが家は水筒を毎日のように使うんですが、中を洗うのが面倒で。これなら安心ね。洗えないものはありますか？
鈴木さん：調理器具や器などのメーカーが食器洗い機の使用をNGにしているものは避けたほうがいいです。その他に代表的な素材はアルミ、金、銀です。雪平鍋とか、取っ手部分がアルミのフライパンなどは食器洗い機で洗浄すると、ネズミ色に変色してしまいます。また、漆塗りの器も、高温によって絵付けが落ちる場合がありますので注意してください。繊細な工芸品やアンティークなども控えたほうがいいと思います。
パパ：わかりました。ところで、専用の洗剤がありますか？
鈴木さん：純正のものもありますし、市販のものを使っていただくのも大丈夫です。ドアの内側に洗剤を投入するポケットがありますので、こちらに入れていただくようになります。
また、洗剤を自動投入してくれるタイプもあります。自動投入は洗剤を入れる手間を省いてくれるだけでなくて、しっかり洗い上げるという意味でも便利な機能なんです。例えば、キレイに洗えたように見えても、洗剤の量が少ないと油汚れが残っていたりすることがあります。自動投入なら規定量どおりに洗剤が入るので、効率的に洗浄できます。
温水の熱を利用した自然乾燥だから省エネ
パパ：なるほどね。あと、時間はどのくらいかかりますか？
鈴木さん：標準プログラムですと、洗浄から乾燥まで2時間半から３時間弱です。クイックパワーウォッシュというモードですと約１時間で完了です。
また、乾燥方法にもこだわっています。温風で乾燥させるというイメージがあると思いますが、「ミーレ」の製品は余熱乾燥（ターボサーミック）と言って、高温すすぎによる余熱を使いながら、冷却ファンによって庫内の蒸気を取っていきます。充分に蒸気が無くなったところで、最後の仕上げとして自動でドアがオープンし、さらに乾燥が進むという仕組みです。消費電力を抑えられ、庫内に湿気が残りにくいので、食器洗い機自体も衛生的に保てるというメリットがあります。
ママ：自動乾燥とは意外！ しかも、衛生的なのはうれしい。それと気になるのが水道代や電気代だよね。特に電気代は値上がりが続いているし、これだけ大容量で洗浄力もあるから、けっこう高くなりそう…。
鈴木さん：標準の自動プログラムを使用した場合、1回の料金は今年の計算で言うと電気代15.5～23.3円（機種により異なります）、水道代が約２円ですので、計17.6～25.4円です。1日１回でしたら、１カ月（31日の場合）545.6～787.4円となります。参考までに、手洗いの場合ですと、1回の水道代は幅60cmと同じ食器量を洗う場合は約35円。幅45cmと同量の場合は約25円ですので、水道代は幅60cmだと15分の１、幅45cmでも約12分の１に抑えられます。
ママ：またまた意外！ 乾燥機能も含めて、実はとってもエコな製品なんですね。
エコ意識の高いヨーロッパで高い支持を集めるワケ
鈴木さん：はい。デザインや機能だけでなく、エコというのも大きな特徴なんです。水や電気の使用を抑えながら、いかに食器洗い機としての性能を高められるかを長年に渡り追求してきました。また、最初にもお伝えした通り、「ミーレ」の製品は20年の使用に相当する製品テストを行っています。長く使っていただけることはお客様にとってうれしいことですし、買い替えによる環境負荷を減らすことにもつながるため、地球にもやさしいことなんです。エコ意識の高いヨーロッパではすべての家電製品に、エコ基準をどれだけ達成しているかを表すエコラベルがついているのですが、「ミーレ」の食器洗い機の多くが上位ランクであるAを占めています。
ママ：その価値観、とっても共感する！ それは大事なことよね。洗浄力とかコストとか、自分たちにプラスになることばかり考えがちで、環境のことまで目が向かないもんね。しかも、それを昔から理念にしてきたわけでしょ。「ミーレ」っていい会社だよ。
パパ：ほんとだね。
鈴木さん、最後にもう１つだけ質問させてください。日常のお手入れはどんなことが必要ですか？
鈴木さん：庫内の底にフィルターがありまして、そこに食器に付いた食べ残しなどがたまります。少なくとも３日に１度は確認していただき、フィルターをキレイにしていただくのがよいです。あとは75℃の高温プログラムを週１回など定期的に使うのも効果的です。また、長く使っていただくためにゴムパッキンなどの消耗品の交換など定期的なメンテナンスが必要になります。不具合があった場合は、コンタクトセンターにご連絡いただけたら「ミーレ」のテクニシャンやサービスパートナーが直接お伺いして修理を行います。
ママ：お手入れは無理なくできそう。しかも、故障したときは修理に来てくれるんだって。安心だね。
パパ：さすがだね。みんなが憧れる理由がよく分かりました。お話しを聞いていたら、洗濯機もそろえてきたくなった。鈴木さん、今日はありがとうございました。
illustration：シホ
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