【木と漆喰で建てた終の棲家】車椅子の母との暮らしを見据えた2LDKの可愛い平屋(大分県)
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
ゴールデンウィーク直前の今週は「ワタシの理想の住まいの形を探して」と題して5日間の特集をお届けします。ぜひ、モデルハウス見学や家づくりのご参考に! 第1回目は、「大切な人への思いを込めた平屋」。平屋は階段の上り下りがないぶん家事がラクなうえ、外との距離感も近く、年を取っても暮しやすいのが魅力。今回ご紹介する瞿曇(くどん)さんも、インテリアも楽しみながら、車椅子のお母さまと楽しく暮らせる家として平屋を選びました。
この記事は『Come home!vol.70』で掲載した記事をウェブ用に再編集したものです。
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MY HOME DATA
家族構成/1人と5歳の愛犬・いずれ母も同居
建物/新築一戸建て
工法/在来工法(ドリフトピン工法)
延べ床面積/79.91㎡(4.17坪)
設計・施工会社/アズ・コンストラクション
窓を多く設けて明るさにこだわり
掃除しやすいようコンパクトな間取りに
いずれ車椅子の母と暮らしたいから
バリアフリーにもこだわりました
瞿曇由美さん
まずは私が、平屋を建てることになった経緯からお話ししましょうか。古いお寺の末っ子に生まれた私は、子どものころからいつか自分の家をもつのが夢でした。実家が大好きだったからこそ『いずれ私は家なき子』という気持ちもあって、自分だけのお城をおもつことに憧れていたんです。ただ、大人になって中学校の教員になり、実家を出てアパート暮らしを始めるも、なかなかなじめませんでした。
漆喰と木を使った 「いいとこどり」の外観
そんなある日町で「アズ・コンストラクション」を見つけ、ふらりと入ったんです。以前、地元の青空市で可愛いポストカードをもらったことがあって、『あ、あの会社だ』って。なんとそのときの私はジャージ姿! それにもかかわらず、営業の溝口さんがていねいな対応でモデルハウスに案内してくれました。そこには私の理想を詰め込んだような家があったんです。
その後、自分で描いた間取り図と付箋をつけたインテリア誌を抱えて、「アズ・コンストラクション」へマイホームの打ち合わせに行きました。車椅子の母と暮らせる家にしたいと話すと、担当の二宮さんがプロの目線でより暮らしやすくなるようにと、間取り図に修正を加えてくれました。こうして、母だけでなく、いずれ年を取った私も安心して暮らせる家が完成。
玄関から室内すべて段差をなくしフラットに
LDKのどこにいても母のいる和室が見える間取りに
ガラスやタイルでレトロで可愛いエッセンスも取り入れて
「アズ・コンストラクション」には、可愛いガラスサンプルがいっぱいありました。『できるだけいろんな種類を使いたいです』って言ったら、ガチャガチャして見えないように、相性のいいものを上手に配置してくれました。
いつか自分が年を取ったときにも暮しやすい家が完成
この家に暮らしはじめて、大好きな犬を家族に迎えたり、友達と一緒に考えながら小屋を建てたり。これまで仕事づけだった私のプライベートが、ぐっと豊かになりました。無垢材(むくざい)の床や梁のおかげでぬくもりがあり、出かけてばかりだった私が休日は家で愛犬とゆっくりしたいと思うようになったのも、思わぬ変化でした。
二宮さんのアドバイスのおかげで、母だけでなく、いずれ年を取った私も安心して暮らせる家が完成し、子どものころからの夢をかなえることができました。。
次回、特集「ワタシらしい住まいの形を探して」の第2回は、4月25日(火)11時00分投稿予定です。
「アズ・コンストラクション」が建てたこのほかの家を見るにはこちらから
大分県大分市大字津守490-45
TEL:097-529-9888
公式サイト: https://www.az-c.jp/
Instagram: @milkuchen___az
Facebook: @aZ.construction
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