メールを書くときは、手紙をしたためるように

編集部ブログ
2020.07.09


こんにちは、編集スタッフの森です。毎日雨が降ったりやんだりで、なかなか梅雨が明ける気配がないですね~。編集部は在宅ワーク続行中なので、ずぶ濡れになりながらの出社がなく、例年より少しだけ快適です。

さてさて、そんな編集部の、ここ最近の小さなニュース。十数年ぶりに、電話機が新しくなりました! いままでかなり昭和な感じの機種だったので、なんだか格好いい~、と喜んでいたのも束の間、ちょっと困ったことが。この電話機、編集部員みんな、ぜんぜん使いこなせないんです!(笑)


久しぶりに出社した日に電話が鳴り、受話器を上げようとして……はっ、この新しい電話機での外線のとり方がわからない! ほかの人への内線のまわし方がわからない! 隣の人の内線を代わりにとる方法がわからないっ!!! と、おろおろおろ。押すべきボタンが今までの機種と違っているようで、何度トライしても転送に失敗したり、先方からの電話を切ってしまったり……。編集部にお電話いただいたみなさま、ご迷惑をおかけしていて申し訳ありません~。

そう思うと、最近は電話をする機会がずいぶん減った気がします。直接話したいときは、社内だけでなく社外の方ともオンライン会議ツールを使うことが多くなりましたしね。そんなわけで、以前よりぐんと増えたのがメールでのやりとり。特にこの春、リモートワークになってからは、編集部スタッフ同士のやりとりでも、お互いの顔が見えないぶん、メールをより丁寧に書くように意識するようになりました。


メールについて考えるとき、いつも思い出すのが、若かりし頃に取材をさせていただいた方の言葉。取材の合間の雑談中、メールの書き方の話になり、効率第一主義の私は「メールを少しでも早く書けるようにパソコンに単語登録を活用していて、たとえば『おせ』と入力したら『お世話になっております』、『あり』と入力したら『ありがとうございます』と一発変換できるようになっているんです~」と得意げに時短ワザを披露したのでした。

それを聞いたそのお方。「でも……、その方法だと『ありがとうございます』という気持ちを込めることができないような?」

ガーーーン。その言葉を聞いた私は、目から鱗を落としながら谷底に真っ逆さまでした。本当に、おっしゃるとおりです……。大反省。「ありがとうございます」の一文字一文字にきちんと心を乗せることで、手書きのお手紙でなくメールだとしても「ありがとうございます」の気持ちを込められるのですよね。私はそれを省略してしまっていたうえに、時短になるわ~とホクホクいたなんて! 穴があったら入りたい気分でした。

コミュニケーションの形がガラリと変わったこの数か月。あの時の大反省を改めて思い出し、メールを書くときは「お手紙をしたためるように」を意識して書くようにしている今日このごろです。

 

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