「Iron warm-plus(アイアン ワーム プラス)」の鉄製の足のテーブルとベンチ
~copse(コプス)より vol.24~
「新居に引っ越すのを機に、テーブルを新調したい」というスタッフMと一緒に、テーブルを探し始めたのが「Iron warm-plus」との出会いのきっかけでした。鉄脚に天板は古材か無垢材で、というイメージは明確。ダイニングは2階で搬入に不安もあり、設営に来てくれることを条件に探すも、なかなかイメージに合う作り手に出会えず諦めかけていたとき、「Iron warm-plus」の存在を知りました。
千葉県松戸にある工房にうかがってびっくり。元鉄工所のだだっ広い空間にテーブルやオブジェなどさまざまな作品がラフに、しかしセンスよく置かれているのです。ワクワク感は最高潮。きっとこの人ならイメージを叶えてくれると予感した通り、素敵なテーブルとベンチを作ってくれました。
伊香賀大祐さんは、鉄や木の素材感を活かしながら店舗の什器や看板、住宅の階段や窓枠など、あらゆるものを作ります。オーダーの仕事が中心ですが、クラフトの作品も制作。フォトフレームやテープカッターは、シンプルなデザインに鉄本来の素材感がストレートに表現されています。
廃材で作った船のオブジェや、壊れた古いお盆を座面にしたスツールも。「使えなくなったり壊れたりしても、どんなものにも無駄なものはない」と、豊かな感性と手技でオブジェのような作品に仕上げるのです。
昨年は、奥さまでバッグ作家の静枝さんと、「コプス」で二人展をさせていただきました。捨て去られるものに命を吹き込み、生活の道具に仕上げる作品に、いつも心がほっと和み愛おしい気持ちになります。来年9月にも展示をしていただく予定で、どんな作品が並ぶか今から楽しみです。
フォトフレーム 4,200円~(税抜)
テープカッター 7,450円(税抜)
船のオブジェ 12,000円(税抜)
スツール 20,000円前後~(税抜)
器や日常着など、衣食住を提案する雑貨店。連載コラム執筆は、店主の小森知佳さん。
東京都練馬区石神井台3-24-39 ロイヤルコトブキ1F
TEL:03-6913-1544
E-mail:info@copse.biz
営業時間:11:30~17:30
定休日:月~水曜(企画展中は無休)
http://www.copse.biz
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