インテリアにタオルにブランケットに 万能な逸品「ペシテマル」

今日のひとしな
2021.09.23

~「SABI」より vol.23 ~

秋分の日、お彼岸ですね。過ごしやすい季節になりました。今日はトルコのタオル「ペシテマル」のご紹介です。




トルコはエーゲ海に面し、ヨーロッパとアジアの文化が混ざりあった独特の文化を持つ国です。私も数年前に旅行しましたが、トルコの人は親日家でとても優しく、料理が美味しく、歴史が古く素敵な街並み。またいつか絶対に行きたいと思う国です。

トルコの紀元前から現在まで続く伝統的な公衆浴場、‟ハマム”。”ハマム”とは日本でいう銭湯のようなものですが、浴槽はなく、湿度の高いサウナのような広い空間で汗を流し、垢すりやマッサージをしてもらうのが特徴です。また、単に身の汚れを落とす場としてだけでなく、近所の人とおしゃべりをする社交場のようなところでした。

そこで使われるのが、「ペシテマル」というタオルです。体を拭いたり、体に巻いたり、床に寝そべる時に欠かせない綿の平織物です。綿の産地でもあるトルコ。私もハマムに入りましたが、そこにはこんなに可愛いタオルはなかったです(笑)。

この「ペシテマル」は、旧式の織り機で職人が一枚一枚丁寧に織り上げたもので肉厚なコットンに柔らかい質感が肌にとても気持ち良く、その織りの模様の美しさとフリンジの組み合わせは無造作に置いてもインテリアのように映えます。



今ではこんな手の込んだ織りはなかなか見られません。タオルとして使うのはもったいないくらいの美しい折り目です。体をソフトに包み込み、吸水性も抜群です。毎日のバスタイムやビーチタオルとしても最適です。またインテリアとしてソファーカバーやブランケットひざ掛けとしても活用していただけます。

我が家では洗濯機でネットに入れて普通に洗っていますが、風合いは変わりませんし、生地がよれたりせずとても丈夫です。大判サイズなので、ショールのように羽織るととても素敵。冬場でも暖かいですよ。一年を通してお使いいただけますが、肌寒くなってくるこれからの季節には特におすすめのひとしなです。

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