昭和レトロな人気アイテム、味わいのある古い抽斗

～「POTLATCH」より vol.27 ～

古い抽斗。まるで読みがなクイズに出てきそうな漢字ですが、抽斗（ひきだし）と読みます。
机やタンスなどの抜き差しできる箱のことを抽斗と呼ぶのですが、今では「引き出し」という漢字が使われる事も方が多いと思います。
小ぶりなサイズの昔の引き出しはとても雰囲気があり、当店の人気商品の一つです。

小引き出しと言っても大きさやデザインも様々です。
引き出しの取っ手一つ見比べても、レトロな青いツマミがついたものや、丁寧にくり抜いて作られた取っ手など、一つとして同じものがないのは、古いものの面白いところでもあります。

長く使われていた古い小引き出しの側面には、火の用心や緊急連絡先などのシールが貼ってあることもよくあります。細かな傷や汚れなどがあることも多いため、入荷するとまず手入れをすることから始めます。シールを剥がしたり、引き出しの奥に詰まったホッチキスの芯を取り除いたり…。

水洗いをして、よく乾かせば、家具用オイルで全体を磨きます。最後に細かな傷を補修すれば完成です。この小引き出しもとてもいい雰囲気に仕上がりました！

引き出し底に２cmほどの丸い穴が開いている小引き出しにもたまに出会います。これらは昔のSP盤レコードの収納用として使われていたため、レコードが取り出しやすいように開けられているそうです。書類などの保管時にも便利そうですね。

味わいのあるネームプレートには家族の名前を書いて、自分専用の引き出しを作ってみるのもおすすめです。大切な書類や思い出の写真もこんな引き出しにしまっておけば、いつでもすぐに取り出せますね。

角に凸凹の細工を施した「あられ組み」で仕上げられた美しい小引き出し。あられ組みの小引き出しは強度もあり、古いものでも作りがしっかりしているものが多く、この引き出しもとてもスムーズに引き出せます。細かな部分に職人さんのこだわりを感じる一品です。

木の温かみも感じられる小引き出し。
小物整理に役立つのはもちろんのこと、置いてある姿も美しく、毎日眺めていたくなりますね。

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