せっかくの室内観葉植物、ストレスなく水やりもインテリアも愉しみたい
~「LIFETIME」より vol.25 ~
「室内観葉植物の水やり三重苦」から解放される家具、作りました! ネタ帳を見返すと2006年に風呂場で思いついたアイデア。ワインなら美味しくなっている頃合いですね。
今日のひとしなは、当店のショップブランド「WORKS & LABO.(ワークス&ラボ)」のプランターボックス "DRAIN and DRAWER"をご紹介いたします。
室内観葉植物の水やりで困るのは、水やり後の滞留水。溢れてしまい床が水浸しに! なんてことも。さらに掃除も面倒という三重苦。
そこで思いついたのが、溢れた水は排水口(内側に付属しているステンレストレイ)から下の引き出しの中にあるトレイに溜めて、引き出して取り除けば良い!
脚があれば掃除も簡単。これでストレスから解放されること間違いなしです。
この排水システムを備えたプランターボックス/鉢カバーを‟DRAIN and DRAWER”(排水と引き出し)と名付けました。
また、機能的なだけではなく、メンテナンスしながら長く(生涯)使い続けるための素材や細かな仕様で制作されています。わたしが作るものは概ね、「手が掛かるほどに愛おしくなる」というのを大切な価値基準にしています。オンラインショップの商品ページに動画もあるのでチェックしてみてください。
木材は国産ヒノキを使用しています。
ヒノキは針葉樹の中でもっとも水気や湿気に強い木材の一つ。昔から今なお神社や仏閣など重要で神聖な建物ではほとんどヒノキが使われているように、品位が高く耐久性にも優れた信頼度の高い木材です。また、健全な日本の森林サイクルを再構築でき、森林保全や地球環境保護に繋がり、豊かな自然・社会・暮らしを生み出していけるためにも、国産(兵庫県)のヒノキを使用しています。
塗装はミッドセンチュリーのアンティーク家具と同じ製法のラッカー塗装仕上げを採用。木の深い味わいを残しながら艶やかな優しい手触りを楽しんでいただけるよう、アンティーク家具のリペアもされる職人が制作。万が一の時は修理にも対応しています。
また、使用者のアイデンティティ(存在個性)が刻み込まれるよう、節や割れなどはあえてそのまま残しています。ヴィンテージ好きにもご納得いただけるように、ハンドルとネームホルダーは表面コーティングを施していない無垢の真鍮をマイナスビスで留めています。
「WORKS & LABO.」は日本の職人による伝統と技術や、選び抜かれたこだわりの素材を活かしたもの作り(=WORKS)に取り組み、正統的・伝統的な園芸文化に対して二次的な側面を担う「園芸サブカルチャー」を追求(=LABO.)しています。
さまざまなジャンルのクリエーターと交流を深め、業界を超えて「植物のある暮らし」の魅力を提案する農園芸インディーレーベルです。
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住所:京都市北区紫野上築山町21
電話:075-415-7250
(※少人数での運営の為、お電話に出られない時があります)
営業時間:13:00~17:00
定休日:水曜、日曜
HP : https://lifetime-g.com/
instagram:@lifetime.kyoto
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