内田彩仍さんの新刊『幸せな心持ち』発売です
空気が澄み、日ごとに木々も色づいて、秋の深まりを感じるようになってきましたね。この度、編集部から2年ぶりに、内田彩仍さんの新刊が発売されることになりました。今日は、その本の内容をお届けしますね。
今日発売された本はこちら、『幸せな心持ち』です。緑がきれいな場所を歩く内田さんの後ろ姿が印象的な表紙ですね。この表紙をめくると、「はじめに」のページが。そこには、一軒家に引っ越して三年近くを過ごした内田さんが、日々感じていること、考えていることが書かれています。
「いいことも、そうでないことも、経験したことは全て自分の中で実になっていくと思っています。だから、この先の自分が少しでも気持ちにゆとりが持てるように、ささやかな幸せを思いっきり喜んで、大変なことは素直に受け止めたり、時には受け流したり。最終的に、この一年も楽しかった! と思えるように、今日も幸せな心持ちでいようと思うのです」
そんな内田さんの「幸せな心持ち」が綴られたこの本は、「季節のこと」「日々のこと」「おしゃれのこと」「心持ちのこと」の4つの章で構成されています。今日は、それぞれの章についても少しずつご紹介しますね。
季節のこと
最初の章「季節のこと」では、毎年、季節ごとに内田さんが行っていることを紹介しています。十一月になると、次の年に使うノートを準備し、年末年始には祭事をささやかに楽しみ、春にはリビングからお花見を……と、移り行く季節を楽しみながら暮らす、内田家の一年間を追いかけました。
日々のこと
次は、内田さんの日々の暮らしぶりについて紹介した「日々のこと」という章。特別ではない普通の日のなかにも、新しい気づきや見直したいと思うこと、思わず微笑んでしまうような出来事はたくさんあります。それらをひとつひとつ拾い上げて、大切にする内田さんの日々の様子をお伝えしています。
おしゃれのこと
次の「おしゃれのこと」の章では、「七十歳になっても背筋を伸ばし、自然体のおしゃれが似合う人でありたいと思っています」という内田さんの、これから先もずっと着ていきたい服や、日ごろのお手入れについてお届けします。身支度を整えること、着こなしに清潔感があることも、大事だと感じるようになったそうですよ。
心持ちのこと
最後の章は「心持ち」について。内田さんは、朝、起きたらカーテンを開けて、庭を眺めながら、「今日一日、どうやって幸せでいよう」と考えるそうです。今ここにある日常を大切に。ちょっと頼りない自分もちゃんと肯定して、いつも笑顔で。そういう心持ちでいれば、ふとした時に気持ちが和むような幸せが、これからもきっと訪れてくれると信じて……。
また、この本には巻末にポストカードとしおりがついています。ミシン目に沿って丁寧に切り取って、お使いくださいね。ポストカードは、フレームに入れて部屋に飾ったり、大切な人にメッセージを送ったり。細長いしおりは、秋の夜長の読書にぴったりですので、ぜひご活用いただけたらと思います。
『幸せな心持ち』のページをめくっていると、心が静まり、何気ない日々を大切にしたくなります。内田さんが一年をかけて作った本、ぜひご覧いただけたら幸いです。ネットでご注文の方はこちらからどうぞ。
photo:大森今日子
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Profile
内田彩仍
福岡県に夫と愛猫と暮らす。丁寧な暮らしぶり、センスある着こなしが雑誌などで人気を集める。主な著書に『いとおしむ暮らし』『家時間』(主婦と生活社)などがある。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。