部屋も気分もガラリと変わる! モロッコキリム‟Zanafi”のある生活
~「LIFETIME」より vol.27 ~
本日ご紹介するのは、この連載でも数多くの商品背景としての敷物で使っているモロッコキリム、‟Zanafi(ザナフィ)”。近年、現地マラケシュやヨーロッパで注目度が高まっているラグマットです。
(シンプルでモダンなキリムのニューカマー。リビングやベッドルームに)
「ザナフィ」とは、織りの技術の名称で、羊毛糸でしっかりと目を詰めて高い技術で織り上げられていて、高級感溢れる細かな柄や、ボリュームがあるフリンジが特長的なモロッコキリム。ベニワレンのブームに次いで、人気ラグの仲間入りをしそうなムードを醸し出しています。
(ザッと広げてカゴやテーブルを置くだけで、プライベート空間が作れますよ)
民藝に近いものは、どうしても「歴史や技法などを知らないといけない!」といった強迫観念を抱く人も少なくないのですが、単純にインテリアとして取り入れたいという衝動だけで良いと思っています。
(すでに完売しましたが、モロッコのボシャルウィットをウォールアートのように展示)
たとえば洋服を買う時、その生地がどういう織り方で、そんな染色で、どんなミシンを使って、どんな風に縫われているか……、ほとんどの人は気にしないですよね。アートや映画なんかもそうなのですが、知識がないと好きと言っちゃいけない圧力は、当店にはまったくありませんので、ご安心ください(笑)。
お手入れも難しく考えすぎず、ウールのセーターと同じような感じで。目に詰まった埃を掃除機で取り除いて、ウール用の洗剤を用いて水で手洗い(お湯はNG!)。その後、形を整えて陰干しでOK。
ニューヨークで暮らしていた時、留学先の担任の先生によくジャズクラブによく連れて行ってもらったのですが、ジャズマンが奏でるリズム感に嫉妬さえ感じないくらい圧倒されました。そこからルーツ音楽を掘り下げるようになると、アフリカンビートにたどり着き、お洒落を気取ろうとヨーロッパのインテリア雑誌を開くと、アフリカの民族柄の布ものに惹かれる自分がいました。それ以来、アフリカへの憧れは今なお続いています。ちなみに、ドラマーは滑り止めや防音のためのラグとしてキリムを使っている姿をよく見かけます。好きになる理由なんて十人十色。インテリアや雑貨は、こんな他愛もない理由で丁度良いのかと。
ヨーロッパ(異国)や音楽(芸術)の匂いがするものは、ライフスタイルに取り入れたくなりますし、お店でも販売したくなります。ただ、こういう一点物はなかなかオンラインに掲載できないので、店頭で是非。
余談ですが、我が家のリビングでは愛猫がフリンジを噛みちぎって食べてしまうと、腸を詰まらせてしまう恐れがあるので敷けなくなってしまいました。当然ですが、インテリアより猫が優先。
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