砂原文さん 40代で都心から海の近くへ移住。家族も自分も無理なく自然体で暮らせるようになりました

sponsored 【連載】暮らしと仕事、これまでとこれから
2023.07.19


脇目も振らず懸命に突っ走ってきた時期を経て、40代50代は少しずつ、仕事や暮らし、そして自分自身への向き合い方も変わってきた、という方は多いのではないでしょうか。体調や心、お肌だって毎日絶好調というわけにはいかなくなってきたお年頃だからこそ、自分を大事にしてあげるという意識が芽生えたり、力を入れる・抜くの塩梅が上手になってきたり。この切り替え時に、仕事の面でも暮らしの面でも試行錯誤しておくことは、これからの人生ための大切なステップなのかもしれません。


そこで今回、ロート製薬の「肌ラボ® 極潤® ヒアルロン液」のスポンサードにより、3人の方々に「暮らしと仕事、これまでとこれから」についての話を伺う連載をお届けしています。

→第1回 藤岡ちせさん(ヘア&メイクアップアーティスト)
→第2回 一田憲子さん(編集&ライター)


最後にご登場いただくのは、雑誌や書籍で素敵な人の暮らしやインタビューの撮影を中心に活躍しているフォトグラファー、砂原文さんです。同じくフォトグラファーの夫、小学生の娘、愛する猫たちと都内で暮らしてきましたが、2021年に神奈川・葉山へ移住。これまでより少しだけ頭と心のペースを落とし、ゆるやかに毎日を過ごしています。そんな砂原さんに、暮らし替えのきっかけや、その後の変化についてお聞きしました。



自分中心だった30代
40代になり、家族や社会との
つながりを意識するように



取材当日の待ち合わせは、自宅から歩いてすぐの海。梅雨の合間の静かな海を撮ろうと、カメラを構えていらっしゃいました。

「海の写真を撮っていると、初心に戻れる感じがします。5年ほど前、43歳の時に初めての写真展を開いたのですが、それも30代の頃からハワイ・モロカイ島に通い、撮り続けてきた海の写真を集めたものでした。多くの皆さんに自分の作品を観てもらう機会になり、達成感がありましたし、直接感動を分かち合える喜びも味わえて、とても満ち足りた気分になったのを覚えています」


ただ、その充足感とは別に、砂原さんの中で、もう一つの気持ちが芽生えたそう。それは、準備や展示期間中のサポートはもちろん、長年の作品作りを見守り続けてきてくれた家族への思いでした。


「家族の中で、私だけやりたいことをやっているんじゃないかと感じたんです。写真展の時は、夫も娘も全力で協力してくれましたし、それを楽しんでくれていました。でも、私だけがサポートしてもらっている側でいいのだろうか、私ができること、してあげられることは何だろうか、そんな気持ちが自然とわき上がってきて……」

 


「20代、30代の頃は、何でもできる気がしていました。自分が楽しければそれでいいと本気で思っていたんですよね。毎日自分のために生きている感じで、夫はいつも隣にいる同居人みたいな存在でした(笑)。それぞれ仕事を頑張っていることは刺激や励みになっていたし、家事や日々のルーティンも協力し合っていましたが、あくまでも“個人と個人”という関係だったような気がします」

 


そんな砂原さんの意識は、このコロナ禍で、コトッと音を立てて切り替わります。ステイホームという非日常の中での子育てや、家族で協力し合いながらの暮らし、様々な年代の方に配慮しながらの撮影の仕事などを通して、家族や社会とのつながりを実感することが格段に多くなったことにより、これまでは個人単位の視点だったのが、すべてを家族単位、社会単位で見るようになりました。

「誰かのために、自分を使いたいと思うようになったんです」

 


 

今、最優先したいのは
家族が生き生きしていられること

 


そんな気持ちの変化の延長線上にあったのが、海や山がすぐそばにある神奈川・葉山への移住でした。
「夫は釣りや植物を育てるのが抜群にうまいし、娘は自由で大らかな性格。家族がより楽しく心地よく暮らすには、自然豊かな環境に移るのが一番いいんじゃないかと思ったんです」

とはいえ、仕事は都内での撮影がほとんど。毎日の移動時間は長くなります。若い頃だったら、その時間がもったいないと感じたはず。でも今は断然、家族が生き生き暮らせることのほうが大事だと、心から思えるのだとか。今回の引っ越しは、自分がどうしたいかではなく、家族がどう感じるか、という視点に変わったからこその決断でした。

 


「夫は、生きるためのスキルが高いんです。ある日キャンプに行ったら、私がボケーッとしている間に、その場にある道具や材料で無駄なくきれいに準備を整え、おいしい料理を作り、あとは私が仕上げるだけの状態に。そこに川が流れていたら、魚も難なく釣っていたと思います(笑)。改めて『この人、すごいなあ』と感心しました。そして、『自然の中で、もっとのびのび暮らしてほしい』って強く思ったんです。移住後、夫が丹念に世話をしている庭の植物たちが、本当に元気に育っている様子を眺めるたびに、ここに引っ越してきてよかったな~と感じます」

 


そして、この移住は砂原さん自身にも思わぬ収穫をもたらしました。それは、「自分に向き合う一人時間」をもてるようになったこと。都内で撮影がある時は、行きと帰りの運転時間がそれぞれ1時間ちょっとずつ。それを「今日の撮影はもっとこうすればよかったかな、次の現場ではこんなことを試してみよう」など、振り返りや新しいアイデアを練る時間に充てているのだとか。

 


「自分自身と対話する時間ができたことで、バタバタと帰宅していた頃より、仕事に対して真摯に向き合えるようになった気がします。若い頃は『来た球を全部打ち返す』みたいな勢いで、どんな撮影も無我夢中で取り組んできましたが、最近は『砂原さんなら、こんな写真を撮ってくれるだろう』という期待とともにオファーされる仕事が増えたように感じています。その一つ一つの気持ちに、深く丁寧に応えたいという思いが強くなってきました」

 


「あと、帰りに高速道路を走っていると、急に景色が街から山に替わるポイントがあるんです。それを見ると『ああ、家に帰ってきたなー』とほっとするんですよね。無理なくオン・オフの切り替えをさせてもらっている感じです」

 


さらにもう一つ、最近始まった一人時間があります。それは、引っ越した先の近所にヴァイオリンの先生が住んでいたことで復活させた、ヴァイオリン練習です。小学2年生から大学生まで習っていて、オーケストラのサークルにも入っていた砂原さん。その頃はつい上手な人と自分を比べてしまい、演奏を楽しむことができなかったのだとか。その苦い思い出を引きずり、ずっと再開したかったのに目を背けていました。

「今回引っ越しをして、以前ほど練習音が気にならない環境になったこともあり、思い切ってその先生のところに通い始めたら、『いい音を聴く耳があるね』って褒めてもらったんです。そうしたら『自分の音で弾けばいいんだ』って自信がもてて、とたんに練習が楽しくなりました。単純なようですけれど、やっぱり人間、肯定してもらうのって大事なんですね(笑)。人からだけでなく、自分でも自分のことを積極的に認めてあげるようにしようって思いました」

 



身体が元気だと
心も肌も元気になる

 


また、50代を目前にして、身体のケアについても真剣に取り組むようになったといいます。重い荷物を持ったり、立ちっぱなしだったり、目を酷使したりと、身体に負担がかる仕事だからこそ、続けたいなら、きちんと身体を丈夫に保っておく必要がある……。

「心が整っていれば、身体も元気になる」とよく言われますが、砂原さんの場合はその逆で、『身体が元気なら、心もついてくる』という感覚なのだそう。ここ数年、疲れがとれにくくなっていることを実感していて、身体の調子が悪いと気持ちまで落ち込んでしまうことも。最近は近所を走ったり、キックボクシングに通ったり。毎晩のスクワットも欠かさないようにしています。

 


食生活では、ゆるやかなグルテンフリーの食事を始めたばかり。小麦粉を使ったパンや麺類をできるだけ避け、野菜を煮たり和えたりしただけの簡単な作り置きをベースに、和食中心の食卓に。なんとなく身体が軽くなり、お肌の調子もよくなってきたことを実感しています。

「年齢を重ね、身体をコントロールしきれなくなってきたことで、いよいよ自分の身体と心にきちんと向き合う時が来たなと感じています。今はまだ、自分に何が合っているのかわからないので、いろいろ実験しているところ。身体、心、肌の声に耳を傾けて、自分データを蓄積していこうと思っています」

 


 

成分もブランドの姿勢も
納得できる化粧水を使いたい

 


肌ラボ® 極潤® ヒアルロン液(販売名:ハダラボモイスト化粧水d)

そんな、身体もお肌も人生何度目かの曲がり角にきているという砂原さんに今回試してもらったのは、ロート製薬の「肌ラボ® 極潤® ヒアルロン液」。配合成分も容器も、必要のないものはできる限り削ぎ落し、「パーフェクトシンプル」をコンセプトにした化粧水です。

「消費は応援」という考えのもと、これまでスキンケア用品は企業理念に賛同できるブランドのものを購入していたという砂原さん。この「極潤ヒアルロン液」は、環境に配慮したバイオマス原料が一部使用されている容器というところに、特に共感を覚えたそうです。

 


「環境や成分など、様々なことがしっかり考え抜かれた商品だというところに安心感があるだけでなく、実際に使ってみると、きちんと潤うのがいいですね。トロンとした質感なのに、スーッとなじむのが心地よく、使っていてウキウキします。わが家では、家族全員で使うようになりました!」

 


「ずっと、自分で自分のことを好きでいられるように、きちんとした清潔感のあるおばあちゃんになりたいです。将来、娘にがっかりされない程度の見た目を保っていたいなあと(笑)。そのためにも、今の年齢からの保湿は大事ですよね。今回の『肌ラボ® 極潤® ヒアルロン液』との出会いをきっかけに、本気でスキンケアに取り組んでいこうと思います」

 


 


葉山に移住して2年ほど。毎日楽しく暮らしている砂原さんですが、ここを終の棲家とは考えていないそう。来年になったら急に「淡路島に引っ越すことになりました」なんて言っているような、軽やかな人生が理想だと言います。

「10年後、仕事も暮らしもどうなっているかわかりませんが、自分ができる範囲で、社会とつながりながら、生きることを楽しんでいたいですね。どんな形であれ、写真は一生撮り続けていきたいなと思っています。そのためにも、身体も心もお肌も、すべてを常に健やかに整えておく、という新たな目標ができました」

photo:大森忠明

 


 

【連載】暮らしと仕事、これまでとこれから
第1回 ヘアメイクアップアーティスト藤岡ちせさん
第2回 編集・ライター 一田憲子さん

この特別連載では、ここまで3人の素敵な方々に「暮らしと仕事、これまでとこれから」についてお話をお聞きしてきましたが、いかがでしたでしょうか? 身体やお肌の調子、家族や社会とのかかわり、仕事への向き合い方……様々なことが切り替わる40代50代。皆さんも一度立ち止まり、「これまでとこれから」をゆっくり見直してみませんか?

 


 

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ロート製薬「肌ラボ」ブランドサイト

https://jp.rohto.com/hadalabo/

 

ロート製薬

https://www.rohto.co.jp/

Profile

砂原文

Aya Sunahara

書籍や雑誌などで活躍するフォトグラファー。夫、娘、猫と神奈川・葉山に暮らす。2017年、ハワイ・モロカイ島の風景を撮影した写真集「pili」を上梓(piliはハワイ語で“つながり”という意味をもつ)。同タイトルの個展も話題に。
Instagram「@trans_parence721

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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