【60代。今の自分が一番好き】東京・葉山の二拠点の次はイタリアで田舎暮らし?「ポンナレット」主宰・江波戸玲子さん

sponsored 【連載】60代、今の自分が一番好き
2024.01.10

仕事や社会との向き合い方や、これからの人生の捉え方を、少しずつ切り替えることになるであろう60代。様々な思いや悩みを抱えることになるのかと思いきや、周りにいる60代の先輩方を見ていると、皆さん気持ちいいくらいに前向きに、ハツラツと毎日を過ごしていらっしゃいます。そこには、私たちがこれからを楽しく生きるためのヒントがあるのかも?


そこで今回、ロート製薬の「肌ラボ®極潤®ヒアルロン液」のスポンサードにより、「60代。今の自分が一番好き」をテーマに3人の方々に話をお伺いすることに。第1回にご登場いただくのは、ラオスやカンボジアの手織り布から、帯や小物を生み出しているブランド「PONNALET(ポンナレット)」を主宰する江波戸玲子さんです。



自分の時間と場所をもつための
東京と葉山との二拠点暮らし


神奈川・葉山にあるアトリエに伺うと、素敵な着物姿で出迎えてくれた江波戸さん。教室も開いているだけあって、着付けはお手のもの。10分ほどでささっと着物に着替えて出かけることもあるのだそう。


「今日着ている木綿の着物はカンボジアで手織りしたもの、帯はラオス、カンボジア、インドの生地の組み合わせを私がデザインして、熟練の職人さんに仕立てていただいたものです。それぞれ個性がある生地同士を縫い合わせるのは至難の業で、ここまで美しく仕立てられる職人さんは限られているんですよ」

 


これらの着物や帯は、江波戸さんがプロデュースする「ポンナレット」のもの。ラオスやカンボジアで途絶えそうになっていた織りや染めの技術を生かし、何度も現地に足を運び、今の暮らしや装いに自然に取り入れられるようデザインしています。月に一度、このアトリエをギャラリーとして開放し、展示販売も行っているそう。


17年ほど前、人気建築家・中村好文さんに依頼して建てた葉山のアトリエは、東京の自宅から車で1時間ほど。江波戸さんは、週の半分をここで過ごしています。

「自分の時間と場所が欲しかったんですよね。ここにあるのは、全部自分で選んだものだから、ストレスになるものがひとつもない。仕事場でもあり、自分の“好き”や“心地いい”を日々再確認できる土台のような場所です」

 



体調を崩したことで得た
多くの気づき


国際線のキャビンアテンダントを経て、アメリカでの子育て、アパレルブランドの立ち上げ、そして二拠点生活……と、順風満帆な人生を歩んでいるように見える江波戸さん。60代になってからも精力的に仕事を続け、悩みや気持ちの揺れなど全くないようにも見えるのですが……。

「ぜんぜんそんなことないですよ。壁にぶつかったり失敗したりしたことは山ほど! 確かに若い頃からずっと忙しい毎日ではあるけれど、そういう大変さは、全部気合いで乗り切れると本気で信じているタイプでした(笑)」

 


そんなふうに、長年パワー全開で走ってきた江波戸さんですが、昨年の夏、初めて「立ち止まる」ことを経験したのだとか。それは、新型コロナウィルスにかかり、数日間寝込んだことから。

「66歳になるこの歳まで、ちょっとした風邪をひくことはあっても、熱を出したり寝込んだりするようなことはなかったんです。それが新型コロナになって初めて、体がいうことをきかないって、こんなに辛いことだったんだって気づかされました。治ったあとも数週間、体のだるさが続いて、何をするにもやる気が出ないんです。ひとつ仕事を終えるごとに『はーっ』、家事を終えるごとに『はーっ』と、ため息が出てしまって。体が元気じゃないと、やる気も出なくなることを発見しましたね」

 


さらに、ちょっぴり弱った江波戸さんは、もうひとつの気づきを得ます。

「これまで、“いつでも元気な自分”を基準に、周りの人も巻き込んでしまっていたなということに思い至ったんです。以前は子供たちが疲れたーとソファで休んでいるのを見たら、さぼってるんじゃないの? って思って頑張らせていましたし、スケジュールの詰め込みすぎを仕事仲間に心配されても、周りの方の都合などお構いなしにどんどん予定を入れていました。寝込みながら自分の勝手さをあれこれ思い出し、もう反省しきりで(笑)」



そういった境地に立ったうえで、改めてこれまでの人生を振り返ってみると、実は周りの人にものすごく助けられながら生きてきたことにも気づかされたといいます。まだ子供が小さいのに、仕事で海外に行く必要があるからと、親や兄、姉の家で長期間面倒をみてもらったこと。本当は毎日家で一緒にごはんを食べたいはずの夫が、江波戸さんのやりたいことを尊重し、二拠点生活を受け入れてくれたこと。数えきれないほど多くのサポートや思いやりに、改めて感謝できるいい機会となりました。



メイクもスキンケアも
自然体が心地いい


さて、そんな転機を迎えた江波戸さんに、日々のメイクやスキンケアについても聞いてみました。若い頃は、新色の口紅を毎年買ったりして頑張っていたそうですが、今使っているメイク用品はほとんどが、近所のドラッグストアで買ったもの。スキンケアも特にこだわりはなく、友人が関わっているメーカーのものを使っているのだとか。

 


「葉山では、おめかし服とかしっかりメイクとかでいると、浮いてしまう感じがするんです。この辺りにお住まいの皆さんは、人柄だけでなく装いやメイクも自然体なんですよね。それで私もいつのまにか『気にしすぎてもしょうがない。シンプルが一番いい』と思うようになりました。あ、でも庭仕事をするときは一応、帽子と日焼け止めをするようにはしていますけれどね」

 


肌ラボ®極潤®ヒアルロン液(販売名:ハダラボモイスト化粧水d)

そこで今回、江波戸さんに試してもらったのが、「肌ラボ®極潤®ヒアルロン液」。余計な成分が入っていないシンプル処方の化粧水なので、今の暮らしや気持ちにもぴったりかと!

 


「トロンとしていて滑りがいいから、リンパマッサージがしやすいのがいいですね。顔だけでなく、首筋や鎖骨のほうまで手を滑らせるようにして肌に触れてあげると、いつもよりゆっくりスキンケアを楽しめます」

 


「実はこの化粧水、私にとってはけっこう身近な存在で、母と同居している兄が愛用中なので、実家に帰るたびに目にしていたんです。建築関係の仕事をしていた兄は今、森の再生に力を入れていて、ボランティアで里山の管理をしているのですが、屋外での活動が多くなるのと加齢とが相まって肌がカサカサに。そこで彼の息子の奥さんが『スキンケアに慣れていない人でも使いやすく、しっかり保湿してくれる化粧水』という評判を聞いて、これを買ってきてくれたそうで。使い始めたら手放せなくなったと言っていました。私から見ても、兄は年齢のわりにとても肌ツヤがいいんです。だから今回は、試すのをとても楽しみにしていました。いい出会いに感謝です」

 


また、翌日から出張の予定があるということで、アトリエの隅にはレザー製のキャリーケースがスタンバイ。その上に「肌ラボ®極潤®ヒアルロン液」がちょこんと置かれていたので、その理由を聞いてみると……

「ポップアップやイベントなどで出張することも多いのですが、先日この化粧水を持っていったらすごく重宝したんです。1本で顔から体、髪の毛まで全身に使えるし、軽いから持ち運びの負担にならないのもありがたくて。明日もこれを持っていくのを忘れないようにしないと。これから、出張や旅の必需品になりそうです」



やりたいことは
60代のうちに早く始めないと!

 


そして最後に、今回体調を崩したことで、江波戸さんの心の中に芽生えたもうひとつの思いを教えていただきました。

「いつまでも元気でいられると思っていたけれど、そうじゃないんだってことに改めて気づいたんです。いつかやりたいと思っていることはいくつかあるけれど、これまでどおり目の前のことに追われていたら、きっとあと数年はこのまま。70歳になったとき、体が思うように動かなくなっていたり、好奇心より諦めの気持ちのほうが強くなっていたりしたら、もったいない! って思いましたね」

 


これまで「明日、何しようかな」という日が、一日もなかったという江波戸さん。「貧乏性だから、何かしら『するべきこと』がないと落ち着かなくて」と、仕事の予定がない日でも、庭の水やり、洗剤を買う、郵便局に案内状を出しに行く……といった「明日やることリスト」を手帳に書き出し、終えたら赤線で消すことが楽しみのひとつだったほど。そんな自分を、初めて変えてみようと思っているといいます

 


「イタリア製のスカーフやベネチアンガラスの買いつけの仕事に携わる友人が現地に住んでいることもあり、私もイタリア暮らしをしてみようかなと考えているんです。旅や出張では何度も訪れていますが、短期滞在と住むのとはまったく違うと思うから、それを体験してみたい。あえて目的をもたずに暮らして、『明日、何しようかな』と言ってみたい。そして、自分がどう感じるのか、どんなことを考えるのかを知りたい気持ちになっています。これまでとは違う自分に出会えそうな期待もありますが、結局、新しい仕事を思いついて、また忙しくなっていそうですけれどね(笑)」

 


古い家を借りてのんびり過ごし、時々自転車で出かけて……。イタリアを舞台にした映画『君の名前で僕を呼んで』で観た、息をのむほどに美しい田舎の風景の中で暮らす自分を、具体的に思い描き始めている江波戸さん。これからの60代が、楽しみで仕方がないようです。

photo:砂原 文

 



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【連載】60代。今の自分が一番好き

▶第2回 山村ヒロミさん
▶第3回 翻訳者・遠藤智恵さん

 


 

 

 

ロート製薬「肌ラボ®極潤®ヒアルロン液」ブランドサイト

https://jp.rohto.com/hadalabo/

 

ロート製薬

https://www.rohto.co.jp/

Profile

江波戸玲子

Reiko Ebato

ラオスやカンボジアの手織り布を使った着物や帯を制作するブランド「PONNALET(ポンナレット)」、着付け教室「風雅会」を主宰。17年前から、東京の自宅と神奈川・葉山のアトリエでの二拠点生活を送っている。
http://www.ponnalet.com/
Instagram「@ponnalet_hayama

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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