内田彩仍さんの暮らしと家づくりの工夫『新装版 家時間』

新刊案内
2023.12.14

年末年始も近づき、なにかと慌ただしい時期ですね。そんななか恐縮ですが、皆さま、ぜひご注目を! 明日、内田彩仍さんの新刊『新装版 家時間』が発売されます~。


この本は、2020年に刊行された『家時間』に加筆修正をした新装版。マンションから一軒家に住み替えた時の工夫をまとめたものに、改めていま思うことや当時から変わったことなどを追加した一冊です。

今日は「新装版の刊行に寄せて」の一部を抜粋してご紹介しますね。

 


 


ここに越してきて楽しみのひとつになったのが、窓から外を眺めること。朝起きて、ダイニングやリビングのブラインドを開け、「朝の月って、きれいなんだなあ」「柿の木にこんなにたくさんの鳥が集まっている」など、それまでは気にも留めていなかった様々なことに、日々心を打たれています。四季折々の移り変わりにも、いち早く気づけるようになりました。


また、インテリアに対する考え方も、随分変わった気がします。長年培ってきたものが、自然とその人の顔に表れるのと同じように、インテリアにも滲み出る気がするのです。

 


以前はいろいろなものに興味があって、多くのものを部屋に飾ろうとしていたし、部屋に遊びにくる友人や仕事仲間におしゃれだと思われたくて、しょっちゅう模様替えをしていました。でも今は、本当に好きだと思えるものと一緒に暮らせたら、それだけで幸せだと思っています。

 


 

……と、内田さんの気持ちや暮らし方が、少しずつアップデートされているところも見どころです! ミニサイズに生まれ変わったことで、いつでもどこでも気軽に読めるのもうれしいポイント。ぜひお手に取ってみてくださいね。

 

 



<Contents>


一章
暮らし

住み替えのきっかけは家族のこれからを考えて
長く使い続けるために
花を飾ること
安らぐシーンの作り方
心に余白を作れるように
朝日を感じる生活
たまにはジャケ買いするのもいい
定番の服を決めて
今のおしゃれに必要なもの
捨てない選択
小さな幸せを見つけたら声に出す
心地よく暮らすということ
小さなおやつの楽しみ
フラットに戻る方法を用意しておく
心配性でよかった
過ごしやすく整えることの大切さ
お互い頼り過ぎずに暮らせるように
新しい家族を迎えて


二章
住まい

リビングファーストにした理由
体にやさしい家を目標に
玄関は居心地のいい場所に
水まわりにはタイルを選んで
プロの手仕事をリビングに
暮らしながら決めていく
自分で決めることで自分が育つ
灯りで目も心も癒される場所作り
季節を楽しむ庭作り
先を見据えた仕様に
安心・安全を選ぶ大切さ
住み替える年齢



三章
収納

リビング収納は部屋に馴染むように
キッチン収納は十年後を考えて
目当てのものを探しやすいクロゼット
ドレッサーは身支度と心を整える場所
ワークスペースはすっきりと 118
使い勝手を引き継いだサニタリー
よく履く靴だけを玄関に
使う場所に合わせた収納
日用品の収納は家族も使いやすいように



四章
家仕事

日々は習慣に助けられている
いざという時のための練習
ひと手間かけることを楽しむ
新しく暮らしに迎えたもの
ずっと続けている掃除の習慣
掃除の新しい習慣
洗濯の新しい習慣
家仕事はふたつの方法を用意

_______________

住み替えてから少しずつ
見直していること


砂利敷きの庭は二回に分けて
コンクリートタイルにリフォーム


本棚のつもりが
好きなものを飾りながら保管する場所に


靴箱は、白いメラミン素材から
温かみのある突板に変更


格段に進化したフロアタイルに
張り替えたサニタリー


愛猫そらの成長を見守りながら
いとおしさも日に日に増して


寝室のドレッサーを
パソコン机としても使えるように

 


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Profile

内田彩仍

Ayano Uchida

福岡県在住。夫、愛猫と暮らす。ていねいな暮らしぶりや素敵な着こなしが注目を集める。『いとおしむ暮らし』『家時間』『幸せな心持ち』『変えること変わらないこと』(すべて主婦と生活社)など著書多数。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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