【香菜子さん連載】vol.14 自分で自分を癒やす方法【前編】
香菜子さんと一緒にマンスリーでお届けしている連載「日々にピタリなもの」。香菜子さんが実際に使って、着こなして、楽しんで、心から「こりゃあ、いい!」と絶賛したものを、ご紹介していますー。
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春はデトックスの季節とも言われ、冬の間にたまったものが排出されてすっきりしますが、同時に疲れもどっと出たりして、体調の変化が起こりやすいときでもありますよね。そこで、今回のテーマはズバリ、「自分で自分を癒やしてあげる」です。
まずは香菜子さんに質問です。忙しい毎日の中で、もし1時間だけ時間がポカリと空いたら、何をしたいですか?
「そりゃもう、マッサージ!!」
そりゃもう、即答でした(笑)。疲れているんですねえ、香菜子さん。仕事や家事もあり、何時間ものんびりするというのはなかなかできないので、ここ最近はマッサージに行くとしても、もっぱらヘッドマッサージかフットマッサージ。たとえ30分だけでも、頭か足先、つまり体の端っこをマッサージでほぐすと、体全体もじわじわゆるんでいくそう。
「マッサージ師さんに『凝ってますね~』って言われると、すっごくうれしいんですよね。私のことをわかってくれる人がここにいた―!っていう感じで、気持ちが軽くなるんです。私にとっては、これも一種の癒やしなのかもしれません」
とはいえ、マッサージに通うのはお金もかかるし、時間の調整もたいへん。そこで香菜子さん、「それはそれは思い切って、自分へのご褒美として手に入れました」と、昨年こちらをご購入。
「リファ アクティブ」というローラーです。これ、ただのコロコロではないですよ。なんと3万円以上! 体に沿わせて滑らせると微弱電流が発生し、ほどよく筋肉をつまんでほぐしてくれるのだそう。スポーツトレーナーにボディケアしてもらっているような感覚です。
腕や足の筋肉をほぐすのはもちろん、
凝り固まった首や肩、そして「頭をコロコロするのが、すっごく気持ちいい!」のだそうです。3000円のマッサージを10数回ガマンして、その浮いた分でコロコロを毎日楽しむ。そんな選択も、アリかもしれませんね。
さらに、香菜子さんが一息つくときのお供は、お茶やコーヒー。仕事が終わってほっとするときはお茶、まだまだこのあとも仕事が……というときはコーヒーを飲みます。
こちらは沖縄のアンテナショップ「わしたショップ」で見つけた、さんぴん茶。このほか、ほうじ茶、そば茶、紅茶、緑茶など、いろいろな産地や種類のお茶を常備して、楽しんでいます。
このコラムの取材中にも、おいしいコーヒーを淹れていただきましたー。最近は、おまんじゅうなどの和菓子にあえてコーヒー、という組み合わせにグッときているそう。服のコーディネートと同じで、ちょっとしたミスマッチがすごい効果を発揮することがあるのですね。
香りをかいだら、この笑顔。効果絶大です。
そしてもうひとつ。夜遅くまでパソコン仕事をして頭がパンパンになってしまったとき、香菜子さんがする気分転換が、真夜中のお菓子作り。まったく違うことに集中することで、気持ちがスコンと切り替わって、逆に仕事がはかどるのです。
「お菓子作りのいいところは、すぐに結果が出ること。きちんと計って混ぜて焼いて……ときちんと手順を踏めば、数十分後にはオーブンから完成品が出てくる、さらにはおいしく食べられる(笑)。頭がリセットされるから、仕事に戻ってもスムーズに進められるような気がします」
思い立ったときにすぐ作り始められるように、小麦粉やバターなど基本的な材料は常備。「最近ハマッているのは、蒸し焼きのチーズケーキ。仕事が立て込んでくると、クリームチーズを買っておくようになりました(笑)」
こちらは、香菜子さんがInstagramにアップしたチーズケーキの写真デス。シンプルで、おいしそう~。
Profile
香菜子
モデル、イラストレーターとして活躍するかたわら、ホテル備品をイメージした雑貨ブランド「ヴィルヘルムス」を準備中。近著は『香菜子さんの服えらび。』(主婦と生活社刊)。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。