すきま時間で家事もおしゃれもインスタも vol.1 主婦 瀧上禎子さん

暮らしのおへそ
2017.06.14

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不確かな理想をかかげたり、見えない目標を追いかけるより、
目の前にある「今日」をしっかり捕まえていたい。

瀧上さんのお宅に一歩足を踏み込むと、「わ〜っ!」と部屋中を見渡してしまうはず。
キッチン背後の棚には、器や瓶に入った手作りクッキー、
美しいフォルムのポットやコーヒーミルなどが並び、まるでカフェのよう。takigami轢ァ荳翫&繧・AL4A8566A
乾物や調味料をしまったお揃いの保存瓶は100円ショップで見つけたもの。

 

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調味料やお茶類はすべて保存瓶に入れて並べて、カトラリーは立てて収納。

 

かといって、決して“かわいい”わけでなく、ひとつひとつのモノは、
どちらかといえば、シンプルで男性的。
そんな部屋のディティールから瀧上さんの人柄が見えてくるようです。

昨年三男の律空(りく)くんを出産したばかり。9歳の空良(そら)くん、
4歳の珀空(はく)くんと3人の男の子を抱えての毎日は、
時間との追いかけっこで過ぎていきます。

「なかなか片づけの時間が取れなくて……。
いつもスッキリきれいなんてとても無理。
でも、そのことに後ろめたさを感じないように、
と『できないことは、できなくていいや』と諦めるようにしています。
でないと、自分がイライラするだけですから」

 できるときに、できることだけを。
なので、子供たちがまだ寝ている早朝は、
集中的に家事をこなす絶好のチャンスです。
掃除機をかけたり、「ここ」と決めた箇所を徹底的に掃除したり。

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「マキタ」のコードレス掃除機を使い、朝、まだ家族が誰も起き出してこないときに、ササッと掃除を。

 小学生の頃、いつもおしゃれでかっこいい友人の真似をし、
雑誌『mc Sister』を眺めては、洋服を選ぶのが楽しみだったそうです。
大学卒業後、一旦銀行に就職したものの「なんだか間違えたみたい!」と1年で辞め、
洋服のセレクトショップに転職しました。
そこで出会ったのが、今のご主人なのだと言います。

 結婚と同時に仕事を辞めてアルバイトを。
出産後、専業主婦となって、家にいる時間が長くなると、
自然に暮らしまわりの道具に興味を持つようになりました。
北欧の器や雑貨、日本の陶芸家の器……。

「ひとつあるだけで食卓の風景が変わる。その力に驚きました。
面白いなあと、そんなあれこれを使ってみることに夢中になったんです」

vol.2に続く

text:一田憲子 photo:岡田久仁子

『暮らしのおへそVol.22』より

Profile

瀧上禎子

TAKIGAMI TEIKO

銀行勤務を経て、セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」に入社。結婚と同時に退社。アルバイトなどを経て、次男を出産後は家事と子育てが暮らしの中心に。好きな器を使ったテーブルコーディネートや、普段の洋服のコーディネートを投稿したインスタグラムが人気。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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