洗面所横のクロゼットに4人分のタオルからふだん着までをひとまとめに

1週間特集『毎日ラクに片づくクロゼット収納』
2017.11.01

~ 野中友希さんの場合 ~


家族構成や家の間取り、クロゼットの大きさ──。
その家庭によって、衣類収納の条件はさまざま。

けれど、どんな条件だって生活スタイルや家事動線を考えた配置や使う人の行動パターンを考慮した工夫をプラスすれば誰にとっても使いやすいクロゼットになります。

先日発売になった『毎日ラクに片づくクロゼット収納』では、いろいろな試行錯誤を経て自分らしいクロゼット収納のスタイルを見つけた13人が登場します。

今日は、納戸付きの4LDKの一戸建てに暮らす野中友希さん宅のクロゼットをのぞいてみましょう。


ご主人、10歳の娘さん、5歳の息子さんとの4人暮らしの野中さん。いま暮らしているのは、大工さんであるご主人が建てた家なんだそう。収納はとりあえず大きければいいや、と安易に考えて洗面所横に高さ250㎝のクロゼットを設けたものの、うまく使いこなせず悩んでいました。

ショップ風の収納に憧れ、高さ190㎝のスチールラック3台をコの字形に置き、衣類をたたんで重ねてしまっていたけれど、取り出すたびにぐちゃぐちゃに…。
子どもはまだ小学生と幼稚園児だし、ご主人もまめなタイプではないから「この収納方法はわが家向きじゃないんだ」と途中で気づいたそうです。

そこでご主人にお願いして、クロゼットの壁に柱棚をつけ、自由に高さを変えられる棚をカスタマイズ。
よく着るものをハンガーにかけて収納できるようにクロゼットの両サイドにハンガーポールも取り付けてもらいました。
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ご主人、野中さん、小学生の娘さんのよく着る服はハンガーへ、家族4人分のシワが気にならないカジュアルな服や下着類は、オープン棚の下に並べた引き出しケースに家族ごとに収納。

誰の何が入っているかをラベルに書いて貼っておけば、子どもたちも自分で準備してくれるから助かります。オープン棚の真ん中には、毎日使うタオルを。
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子どもの手が届かない高所に掃除や洗濯に使う日用品をまとめています。
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引き出しと可動棚を余すところなく活用してムダなくゾーニングしたことで、身支度も家事も驚くほどスムーズになったそうです。
お風呂の準備もラクちん!
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玄関のクロゼットも使いやすくひと工夫。
最初はアウターをしまうつもりでしたが、かさばってかけづらかったので玄関横の部屋に移動。その代わりに、100円のフックや「無印良品」の布製ケースを使って帽子やスカーフを収納することにしました。
玄関には姿見を置いているので、帽子やスカーフを身につけた状態でコーディネートチェックができるようになりとても便利なのだそうです。
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造り付けのクロゼットも、うまくカスタマイズすれば、収納量がグーンとアップします。
「うちのクロゼットは小さいし、使い勝手が悪いから…」なんて不平を言う前に、簡単なDIYにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。


文/河森佑子(編集部) 撮影/清永 洋

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『毎日ラクに片づくクロゼット収納』(主婦と生活社刊)定価:本体1300円+税

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